Q:1957年生まれの66歳の男性。63歳と同時に退職し、長期加入特例の年金を受給。その後、社会保険適用になる働き方をしていますが、私にも在職定時改定の適用がされるのでしょうか?
「1957年12月生まれの66歳の男性です。18歳から会社勤務を始め、特別支給の老齢厚生年金開始年齢の63歳と同時に退職し、長期加入特例を適用し年金を受給しました。また、年金受給しながらアルバイトをしていましたが、令和5年1月より社会保険適用になる働き方をしています。今後もしばらく就労のつもりなのですが、このような場合私にも在職定時改定の適用がされるのでしょうか? よろしくご教授ください」(ベリー)
年金受給しながら社会保険適用になる働き方をしている場合、在職定時改定の適用がされる?
A:在職定時改定が適用されます
老齢厚生年金をもらっている65歳以上70歳未満の人が、毎年、基準日である9月1日時点で厚生年金の加入期間があると、前年9月から当年8月までの厚生年金加入期間を反映して老齢厚生年金額が計算され、翌月の10月分の年金額から見直しされます。相談者は令和5年1月から厚生年金に加入しているとのこと。令和5年9月1の基準日に厚生年金に加入しているのであれば、令和5年1月~令和5年8月の期間が再計算されて令和5年10月分の年金額から見直しになります。令和5年10月分の年金は実際12月に受け取れます。
老齢厚生年金をもらいながら、厚生年金に加入して働くと厚生年金の加入期間が長くなるので、将来の年金受給額も増えることになります。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)