20代・独身・会社員におすすめの新NISAの運用方法は?
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「20代・独身・会社員におすすめの新NISAの運用方法は?」についてです。
Q. 20代・独身・会社員におすすめの新NISAの運用方法は?
「24歳独身の会社員男性で年収300万円です。自分に合った新NISAの運用方法を教えてください」A. 株式型の投資信託を中心に毎月5000円積み立てるとよいでしょう
独身の20代は、自分のためだけにお金を使える貴重な時期です。つい使いすぎてしまいがちですが、この時期は、家族や子どももいないため、自分で稼いだお金を自分でコントロールできる「人生最大の貯め時」です。ただし、まだ収入が少ない場合には、最低でも手取り月収の2~3カ月分を定期預金などで貯めてから、投資を始めるようにしましょう。
また、無理のない範囲で投資額を設定することも大切です。まずは新NISAの「つみたて投資枠」で毎月5000円から始めましょう。毎月5000円なら、まだ収入の少ない20代でも気軽に積み立てることができるでしょう。
では、具体的にどんな投資信託で運用すればよいのでしょうか。
手間をかけずに1本ですませたいという場合には、上図の【1本集中派】のように全世界株式型100%で問題ありません。
一方で、投資に興味があり、いろいろ試してみたいということなら、上図の【いろいろお試し派】のように1000円ずつ5本の投資信託に積み立てるのもアリです。例えば、ここで組み込まれている全世界中小型株式は、リスクがある一方で値動きも大きいタイプ。こういう商品に触れておくことで投資の勉強にもなります。
新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。