お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?」についてです。
Q. お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?
「積立投資ではコツコツ積立を続けることが資産を増やすコツだと聞きました。しかし長い人生ではお金がピンチになる時もあると思います。積立投資を途中でやめても大丈夫でしょうか?」A. 投資資金のやりくりが難しい時は、まずは減額で対応しよう
積立投資に関してよくある質問の一つが、積立を継続できなくなったら途中でやめてもいいかというものです。長い人生には山もあれば谷もあるでしょう。仕事を失うかもしれないし、大きな出費があるかもしれません。積立が難しくなった時の対策も考えておきたいものですね。そこで、投資のキホンを改めて思い出してみましょう。リスクを抑えた運用で大切なことといえば、「長期・積立・分散」ですね。
1つ目のキーワードにあるように、長期で運用することが大切です。できるだけ長く運用期間を確保できるよう、いきなり休止するのではなく、まずは減額して継続できないかを検討してみましょう。
減額を検討して、それでも投資資金を捻出するのが難しいのであれば、いったん休止しましょう。その後、資金に余裕ができた時に積立を再開すればOKです。
新NISAは期限が撤廃され、一生涯付き合っていく制度になりました。これまで以上に、運用期間中に不測の事態に直面する可能性も大きくなります。
いざという時には「積立を中断しても大丈夫」と気持ちに余裕を持っておくことも、投資と長く上手に付き合っていくための秘訣ですよ。
新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。