資産運用

Q. お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?

新NISAの疑問について、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?」についてです。

酒井 富士子

酒井 富士子

60代の得する働き方 ガイド

経済ジャーナリスト。株式会社回遊舎 代表取締役。上智大学新聞学科卒業後、日経ホーム出版社に入社。「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに入社。「赤すぐ」(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から現職。近著に『60代の得する「働き方」ガイド』がある。

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金欠

お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?

2024年1月からスタートする新NISA。年間の投資枠が大幅にアップするなど使い勝手が良くなりますが、「仕組みが理解できない」「自分に合った投資方法が分からない」などと活用をためらっている人も多いのではないでしょうか。
 
このような悩みに対して、著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』を上梓した経済ジャーナリストの酒井富士子さんがお答えします。今回は、「お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?」についてです。

Q. お金がピンチの時は積立投資を途中でやめても大丈夫?

「積立投資ではコツコツ積立を続けることが資産を増やすコツだと聞きました。しかし長い人生ではお金がピンチになる時もあると思います。積立投資を途中でやめても大丈夫でしょうか?」

A. 投資資金のやりくりが難しい時は、まずは減額で対応しよう

新NISA

出典:酒井富士子『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)

積立投資に関してよくある質問の一つが、積立を継続できなくなったら途中でやめてもいいかというものです。長い人生には山もあれば谷もあるでしょう。仕事を失うかもしれないし、大きな出費があるかもしれません。積立が難しくなった時の対策も考えておきたいものですね。

そこで、投資のキホンを改めて思い出してみましょう。リスクを抑えた運用で大切なことといえば、「長期・積立・分散」ですね。

1つ目のキーワードにあるように、長期で運用することが大切です。できるだけ長く運用期間を確保できるよう、いきなり休止するのではなく、まずは減額して継続できないかを検討してみましょう。

減額を検討して、それでも投資資金を捻出するのが難しいのであれば、いったん休止しましょう。その後、資金に余裕ができた時に積立を再開すればOKです。

新NISAは期限が撤廃され、一生涯付き合っていく制度になりました。これまで以上に、運用期間中に不測の事態に直面する可能性も大きくなります。

いざという時には「積立を中断しても大丈夫」と気持ちに余裕を持っておくことも、投資と長く上手に付き合っていくための秘訣ですよ。
新NISA

新NISAについてより詳しく知りたい方は、酒井富士子さんの著書『知りたいことがぜんぶわかる!新NISA&iDeCoの超基本』(Gakken)をお読みください。


 
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