家族や知らない人とも遊べるような工夫も
――イベントカードは、ミッション・クリアでもらえるチロルチョコの数によって難易度が決まっていますね。小林:はい、簡単なミッションが1個、標準的なミッションが2個、難しいというか、どちらかというと恥ずかしいミッションは3個なんですけど、ほとんどが2個のカードです。3個のカードは、家族で遊んでいても恥ずかしいかなと感じるものにしていて、お腹をツンツンするとか、耳に息を吹きかけるとかは、かなりハードルが高いと思います。単に難しいものを3個にしちゃうと小学生のお子さんとかがなかなか3個をもらえなかったりしちゃうので。なので、小学生向けの、例えば干支を全て答えるとか、世界の国名を答えるといったカードは1~3に適度にばらして入れてあるんです。そのあたりのバランスやゲーム時間などは、社内だけでなく、社外の子どもたちにも遊んでもらって、細かく調整しました。
――イベントカードはパスできるというルールもいいですね。
小林:テストプレイでは、商談会やイベントにいらっしゃったお客様に参加してもらったりもしたんですけど、そういうときは、恥ずかしいカードは最初から抜いてました。家族で遊ぶときとか、その場のメンバーに合わせて、無理なカードは抜いてもらっていいと思っています。 ――コンパクトなゲームですが、ダイスではなくてルーレットが付属しているのも凝っています。
小林:ルーレットを付けるというアイデアは最初からありました。チロルーレットという言葉が使いたかったんですよ(笑)。ゲームのタイトルも、最初は「チロルロワイアル」と言っていたんですけど、それだとお子さんには分かりにくいということで、「わくわく争奪戦」になったんです。ただ、ミニゲームの中に「チロルロワイアル」の言葉は残しています。ダジャレというか語呂合わせが好きなのかもしれません(笑)。
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