ワキ毛はいちいち話題になる!?
少し前겨털(キョットル)というキーワードと共にある女性がネット上で話題になった。겨털(キョットル)は、 겨드랑이 털(キョドゥライン トル)の略語で、ワキ毛のこと。話題になった女性は、『STREET WOMAN FIGHTER 2』という女性ダンスクルーらによるサバイバルプログラムで活躍中のアメリカ出身の出演者だ。ミッションの撮影で、堂々とワキ毛を出していたのだ。あるネットニュースでは、わざわざワキ毛の部分に丸印をつけて読者にアピールしていた。過去には女優のムン・ソリが映画の授賞式で手を振った際に見えたワキ毛が話題になったことがある。
女だってワキ毛があるのは当たり前なのに生えていると注目を浴びてしまう、というのはなんだかばかばかしく思えるが……。韓国でもワキ毛を処理する女性が多数派であるため、どうしても目立ってしまうのだろう。
ちょっとくらいは気にならない
「韓国は美意識の高い人が多いし、脱毛も完璧にやってる人が多そうだけど?」と聞かれることがある。が、意外とそうでもない。もちろん全身つるつるな状態を保っている人もいるだろうが、とてもきれいなお姉さんの腕にうっすらと毛が生えている様子はわりとよく見る。アイドルも、男女ともに、ワキはばっちり処理していても、顔の産毛や腕、足の毛がさりげなく見えていることもある。子どもはどうだろう。
日本ではムダ毛を気にして早くから脱毛する小中学生も多いと聞くが、韓国の子どもは日本の子どもほど気にしてはいないようだ。ほとんどの子が成長過程そのままの状態で、子どものムダ毛を気にする親もさほど多いとは言えない。老若男女、全体的にほどよく自然体の人が多いな、という印象で、日本ほどムダ毛で好感度が大きく左右されることはないかもしれない。
ブラジリアンワックスが人気
ちなみに、ある美容ニュースサイトが実施した最近6カ月以内に処理したムダ毛の部位の調査によると、【女性】
ワキ:84.5%
腕、足:72.9%
Vライン:14.5%
Iライン:8.6%
【男性】
腕、足:62.7%
ワキ:38.8%
もみあげ:33.3%
Iライン:16.2%
という結果だった。そして79%が自宅で処理、ムダ毛処理専門店は29.7%、病院は28.7%ということだった。男女共に、気になる部位は圧倒的にワキ、腕、足。男性もこれらの部位は脱毛するという人が増加中だ。
自宅でのムダ毛の処理法としてはカミソリでそったり、脱毛クリームを使うのが一般的。自宅以外で処理する場合は、男女共に、必要なときだけきれいに脱毛できるブラジリアンワックスがとても人気で、繁華街なら至るところで専門店を見かける。また、医療レーザー脱毛を行う皮膚科や美容系医院も非常に多く、プログラムも多様だ。
VIOの処理をしている男性はまだ少なめ?
日本では最近男性のVIO脱毛も人気のようだが、韓国では日本ほど浸透していない。美容サイトなどのアンケートなどを見ると、足と腕はあまり毛がない方がいいが、VIOがつるつるの男性はちょっと……という女性のコメントもちらほら見られる。反対に男性も、女性のワキ毛は気になるが、腕や足、VIOにある程度毛があるのは当たり前という意見が意外と多い。特にVIOは、「あえてなくさなくてもいい部位」「大衆浴場に行ったときに、逆にないと恥ずかしい」と考える人が少なくないようだ。