ある日、娘が一泊二日の合宿にでかけるので、SIMなしのiPhone 8をキッズケータイ的な目的で持たせようと思ったのです。ただ、今回のようなスポットでのイベントのために、新しくキャリアと契約したくはありません……。
そこで良いものはないかと探したところ、「プリペイドSIM」という使い切りSIMカードという便利なものが存在することを知りました。
使えるデータ容量があらかじめ決まっていて、使い切ったら捨ててしまってOK。SoftBankなどのキャリアの電波を利用するので、モバイルデータ通信が可能。LINEなどを使えば、通話だってできてしまいます。
今日はそんな使い切りプリペイドSIMカードの使い方と、使ってみた感想をお話ししようと思います。
プリペイド式の使い切りSIMカード
Amazonや楽天市場などで「プリペイド SIMカード」と検索すると、さまざまな種類の使い切りSIMカードがヒットします。今回は「JAPAN PREPAID SIM」というSIMカードを購入しました。
「JAPAN PREPAID SIM」の基本内容
使用できるデータ容量が10GBで、価格は2700円。使用期限はおおよそ4カ月となっています。筆者がメインで使用しているPOVOでは、20GBで2700円なので、ちょっと割高な印象ですね。ですが使い終わったら捨てられるという利点があるので、あまり「高い!」という感覚はありませんでした。
パッケージを開封し、中身を取り出します。内容物は、SIMカードと簡単なマニュアル。
・さまざまなサイズに適用! SIMカードは、どのサイズのスロットにも差し込めるように、三段階で切り目が入っています。
今回使用するのは1番小さいサイズなので、周りの切れ込みに合わせてカードを切り取っていきます。
使い方は簡単! iPhone 8に差し込むだけ
使い方は簡単です。SIMカードが差し込めるスロットに、購入したカードを差し込むだけ。それだけでモバイルデータ通信を使えるようになります。・差し込む手順(1) iPhone 8の横にある穴に、細長いピンを差し込み強めに押します。するとSIMカードを差し込むスロットが出てきます。
・差し込む手順(2) ここに、購入したSIMカードを差し込み、スロットをふたたびiPhoneに差しなおします。
・差し込む手順(3) これで完了。差してから数秒たつと、iPhoneの画面左上に「SoftBank」の文字が表示され、電波が立ち始めます。
・QRコードを確認 同封されていたマニュアルにQRコードが載っています。
・利用状況を確認できる これを読み込み、リンク先のページを見てみると、現在使用しているSIMカードの残りデータ容量をチェックすることができます。
使い心地は普通のキャリアスマホと何も変わらない
実際に外出先で使ってみましたが、問題もなく使えました! いつも通りのiPhoneという感じですね。なんの違和感もありません。電話番号を持っていないので電話はできませんが、LINEで通話やメッセージのやりとりができるので、日常使いには十分です。
「使用できる期間とデータ容量が限られている」という制限が、逆に使い勝手の良いアイテムです。「こういうものがあるんだ」と知っておくと、いろんな場面で活用できそうです。