投資に失敗しやすい人の特徴3つ
筆者が株式投資を始めてから、14年が経ちました。いまでも自分は「投資が下手だなー」と感じます。筆者の投資歴を振り返ると、「たぶん、同じ経緯でお金を増やせない人も多いだろうな」と思います。そこで本記事では、筆者の失敗経験から「投資に失敗しやすい人の3つの特徴」についてまとめます。
投資に失敗しやすい人の特徴って?
特徴その1:悪い人を信じる
1つ目の特徴は「悪い人を信じる」ことです。詐欺に騙されやすい人や、不誠実な経営陣に搾取されやすい投資家が、このパターンに当てはまります。株式投資や債券投資、不動産投資など、お金に関わる世界には「悪いヤツ」がたくさんいます。僕たちからお金を「ふんだくる」ために、あの手この手で、さまざまな投資商品を勧誘してくるのです。
お金を増やすためには、何よりまず、こういう「悪いヤツ」からお金を守るのが最優先です。どんなに魅力的な「儲け話」も、信用できないのなら意味がありません。
その最たる例が「投資詐欺」です。高い利回りや豊富な実績をうたって、お金を巻き上げようとしてくる人には注意しましょう。
その次に注意が必要なのは、詐欺みたいな「明らかな悪」とまでは言わないまでも「不誠実」な人です。
特に株式投資では、「お金を稼いでも株主に利益をほとんど還元しない」という不誠実な経営者も多いです。こういう人にお金を預けると、だいたい多くの時間やお金がムダになるので気をつけましょう。
特徴その2:時代に逆らう
2つ目の特徴は「時代に逆らう」ことです。これはたとえば、「情報化の流れに逆らって、パソコンをずっと使わず、手書きを貫く」みたいな話です。趣味の範囲で「時代に逆らう」のは問題ありません。趣味は自分の「愉しみ」のためにするものですから、わざわざ自分が嫌だと思うことをする必要はないからです。
しかし、投資は趣味というよりは「ビジネス」ですから、時代に逆らうと痛い目を見ることが多いです。
2000年以降にはIT産業は大いに成長しましたが、その代わりに多くの「マニュアル」的な産業は衰退していきました。競争がある以上、これは仕方がないのですが、こういう大きな流れに逆らってしまうと、当然ながら財産も失う可能性が高いです。
特徴その3:費用対効果を軽視する
3つ目の特徴は「費用対効果を軽視する」ことです。「どんなに株価が高くても投資する!」のように、節度を弁えずに投資すると、これもまた失敗する可能性が高いです。いつの時代も、上手にお金を増やしている人の多くは「バランスの良い金銭感覚」を持っています(たまに例外的な人もいますが、コストに対する意識が高い人が多数派でしょう)。
「費用対効果の高い投資」というのは、少ない出費と少ない時間で、多くの収入につながる投資のことを指します。
筆者は、株を買う時には「もし自分がこの企業をまるごと買収するとしたら、いくらまでなら支払えるか?」を考えてから投資しています。
費用対効果が悪い投資が、良い投資になることはありません。なるべく少ないインプットで、大きなアウトプットを得られる投資先を探すのが大切です。
まとめ
ここまでをまとめると、投資に失敗しやすい人には以下の3つのパターンがあるという話でした。共通点その1:悪い人を信じる
共通点その2:時代に逆らう
共通点その3:費用対効果を軽視する
なお、筆者は「これら3つのうち1つでも満たすとお金を増やすのは難しい」と感じています。なるべくこれら3つから遠ざかることが、「上手にお金を増やす」ための近道じゃないでしょうか。