割の良い仕事とは?どんな仕事に注目したらいい?
筆者は大学生の頃に株式投資をはじめ、今年で12年になります。12年経っても大してうまくありませんが、それでも「がっぽり稼いでいる会社の共通点」くらいは分かるようになりました。この「稼いでいる会社の共通点」は、会社員を含めた僕ら労働者にも当てはめることができます。本記事では、筆者が株式投資で培った経験を踏まえて、「がっぽり稼げそうな割の良い仕事」について考えていきます。
割の良い仕事を見つけるコツ
割の良い仕事の共通点
ずばり結論を書くと、「【1】世間から求められているけれど、【2】人手が足りておらず、【3】代えが利かず、【4】身に余る義務や危険がない」仕事には、旨みがある可能性が高いです。当たり前の話ですが、【1】世間から求められていない仕事では食っていけません。そもそも必要とされていないので、お金を稼ぐことすらままならないでしょう。
次に大事なのが【2】人手が足りていないことです。人手が足りている分野は席が埋まっているため、椅子取りゲームに勝つだけでも大変です。スポーツ選手などが良い例で、人気な職業ほど競争が激しく、そもそも仕事につけないか、つけたとしても賃金が安くなってしまう可能性が高いです。
さらに大事なのが【3】代えが利かないことです。職場環境がブラックな分野では、つねに人手が不足しています。どうしてこんな酷いことになるかというと、代えが利くから……つまり、退職されてもまた雇えばよいからです。
しかし、代えが利かないとなると話は別です。せっかく雇った人材がいなくなってしまうと、次を雇うにも高いコストがかかってしまうからです。こういう会社では雇用待遇を良くせざるを得ません。
さいごが【4】身に余る義務や危険がないことです。つまり自分の能力に比べて重すぎる義務だったり、危険すぎたりする仕事ではない、ということです。たとえば、医師には「診療義務」というのがあり、労働環境が過酷であることが多いです。ほかにも、消防隊員や自衛隊員には「命の危険」があります。
これらの仕事に「やりがい」や「生きがい」を感じられる人はよいでしょうが、そうでない人にとっては身に余る義務に押しつぶされてしまう可能性があります。自分を縛る義務が、大きすぎないかどうかは、大事な判断基準となるでしょう。
以上を踏まえて、今後注目の仕事について具体例を挙げるなら、さいきんはAIが流行しており、「2030年にかけてAI人材が不足する」という話もあります。
AIに関しては「発展途上で、勉強の仕方すら分からん!」という人も多いでしょう。しかし、そういう状況だからこそ、あれやこれやと勉強してきた人が、おいしい思いをできるのだと思います。
仕事は「椅子取りゲーム」みたいなものです。世の中の流れを見ながら、「どの椅子に座るのが、自分にとって快適だろうか?」と考え、キャリア形成に生かすとよいでしょう。