人間関係

年齢を理由に「諦め癖」がついてしまった。挑戦するのが怖くなった人に思い出してほしいこと

「年齢」を理由に何かを諦めてしまい、その選択を繰り返すことで自信を無くし、挑戦することが怖くなってしまった人はたくさんいます。そんな人に向けて、前向きに生きていくための考え方や行動のヒントを紹介します。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

年齢を理由に「あきらめ癖」がついてしまった……

年齢を理由に「諦め癖」がついてしまった……

「年齢」を理由に挑戦することを諦めてしまう人は、少なくありません。そんな人が、前向きに生きていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
 
<目次>
 

まずは「諦められないほどやりたいこと」を見つけよう!

極端なことを言ってしまうと、年をとろうがなんだろうが、「諦められるくらいのこと」であれば、本気でやりたいとは思っていないのかもしれません。だから、その「諦めているもの」は、もしかしたらそこまでやる必要はないことだったと捉えることもできます。

今の生活に納得できていなくて、どうにか変えたいと思うのであれば、まずは「諦めたくないほど、本気でやりたいこと」を見つけるのが大事。「やりたい」という思いが実現させるための大きなパワーになるからです。

さらに、それをやることで、自分はもちろんのこと、周りの人も幸せにできることを考えられるといいでしょう。

誰もが“自分にとってプラスになることをしている人”を応援します。年齢的に体力がなくなってきた分、そういう「応援者を作る」のは大事なことなのです。
 

人生はいつだって「自分の選択」で変わっていく

どんな人生を生きるのも自由なので、「諦めた人生」を歩みたいのであれば、それはそれで悪いことではありません。自分の人生なのだから、好きに生きればいいのです。

ただし、「このままでは、自分の人生を肯定できない」と思うのであれば、やはり勇気を持つことは重要です。人生はいつだって「自分の選択」によって変わっていきます。

例えば、以下の2つのうち、どちらを選びたいでしょうか。

・このまま変わらず、諦めた人生を送って、生涯を終える
・勇気を持って、自分らしさを生かしたことにチャレンジし、幸せな人生を目指す

何度も言いますが、どちらを選んでも、間違いではありません。自分の人生なのだから、自分が正解だと思う方を選ぶことが大事です。
 

精神的に成熟した今の自分を理解し、自分の魅力を見つめ直そう

チャレンジできなくなるのは、「失敗して傷つきたくない」という気持ちが原因の場合も。よって、自分自身が「どんな願望を抱くのか」という点は重要です。

加齢によって、20代のときにはチャレンジできたようなことができなくなることもあります。例えば、40代になって「アイドルになりたい!」と思っても、険しい道が待っているかもしれません。

年を重ね、精神的に成熟してくると、自己肯定ができるようになってくるし、自分らしさを生かしたいと思うようになってくるので、“実現できる可能性が低すぎる夢”は抱きにくくなることもあります。

逆を言えば、「今の自分とは別人になって、幸せになりたい」というような願望は、まだ人生経験が少なくて、自分のことが分かっていない若者が抱きやすい夢であるともいえるでしょう。

もし、年齢を重ねても、“ハードルの高すぎる非現実的な願望”を抱いてしまう場合は、まずは自分自身をよく理解し、受け止めることが大切。そして、「“今の自分”の魅力は何か」をきちんと見つめ直したほうがいいでしょう。

それができてこそ、自分を生かすことができ、本当の幸せをつかめることが多いからです。
 

若さや体力を失った分、経験や知恵がある。今の年齢だからできることも

「若くなくなったら、できないことが増えた」と思いがちですが、そうとも言えません。年を重ね、若さや体力を失った分、経験や知恵を持っていることは多いものです。若い頃はできなかったことが、むしろ今の年齢だからできる、ということもあり得ます。

例えば、筆者はコラムニストをしていますが、20代のときに同じことができたかというと、難しいでしょう。それなりに人生経験を重ね、学んできたからこそ書けることも多いからです。それは、ほかの仕事や趣味でも同じ。年を重ねたからこそ、できること、楽しめることはあるはずです。

とはいえ、「若い人に交じって、同じことを行う」のが悪いわけではありません。例えば、還暦を過ぎてからバレエ教室に通う人もいます。本当にやりたいことであれば、やったほうがいいのです。もしかしたら、若い友達ができるかもしれませんし、ほかの人と年齢に差があることで、いい意味で注目されることもあるでしょう。

ただし、場合によっては、仲間の輪に入り込めなくて辛い思いをすることもあるかもしれません。あまり目立ちたくない人は、やはり「今の年齢だからこそ、楽しめること」を探した方が、自分にとって本当に夢中になれることが見つけられるかもしれません。
 

体を労わって、無理をし過ぎないことも大切

年を重ねることで、一番の壁となるのが「体力の低下」「疲労感」です。それは仕方ありません。体を壊しては元も子もないので、自分の体と相談しながら、チャレンジをすることは重要です。

体は資本なので、大人になればなるほど、「無理はし過ぎないこと」は学んでおいた方がいいし、そういう意味でも、自分のことをよく理解しておくことは大切です。

ただし、やりたいことが見つかったとき、それが理由で諦めないためにも、日頃から疲れをとったり、体力をつけたりしておくことは大切。やりたいことをやれる状態でいるためにも、日常的な体力維持は心がけておいた方がいいでしょう。

年を重ねることは悪いことではありません。また、失うことばかりでもありません。得られるものもあります。今の自分をよく理解して、生かして、自分を輝かせていきたいものですね。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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