休日に何もやる気が起きず、ずっと寝てしまう。無気力なときの対処法
<目次>
まずは体を休めよう
疲れているのであれば、体を休めることは重要です。体がきつかったり、眠かったりするのに無理してしまうと、体や心を壊してしまうこともありますしね。社会人は、体調管理も「仕事」のうち。なので、しっかり働くためにも、疲れているなら休日は休んだ方がいいです。
たとえ一日中寝てしまっていても、何もしなかったのではなく、「体と心を回復することができた日」だと捉えましょう。体は資本なので、休むことはなによりも優先すべき大事な行為です。
「何もしない休日が続いている」ときには考えたほうがいい
ただし、一日中寝てしまう休日がずっと続いてしまう場合は、「人生」というスケールで考え、時間の使い方を見直した方がいいかもしれません。「仕事が生きがい」という人であれば問題ないのですが、そうでない人にとっては、休日こそが「自由で、自分らしく過ごせる大事な時間」であるはず。休日が「自分の人生を作っていくもの」だといっても過言ではないのです。
それなのに、仕事で疲労困ぱいし、休日は寝ているだけになってしまったら、「仕事のための休日」「仕事中心に生きている」ことになってしまいます。
もし「仕事のために生きる人生」にしたくないのであれば、もっとプライベートの時間を充実させた方がいいし、極端なことをいえば、納得できるプライベートを過ごすために「仕事」を変えた方がいいこともあるのです。
忙しくて、目先のことしか見えていないと、いつの間にか時ばかりが過ぎてしまいます。そんなときは一度立ち止まって、「自分はどんな人生を歩みたいのか」をきちんと考えた方がいいでしょう。
ついやってしまいたくなるほど、好きなことを見つけるのも大事
たとえ疲れていても、忙しくても、“ついやりたくなってしまうほど好きなもの”があると、時間を作って没頭してしまうものです。それをすることで、元気になることすらあります。「これが好き」「楽しい」と思うパワーは、疲れが吹っ飛ぶほど強力であることも。逆を言えば、一日中寝てしまう人は、単に疲れているだけでなく「そこまで好きなことが見つかっていない」という可能性もあるのです。
その場合は、“本気でワクワクするもの”を探してみるといいでしょう。推し活でも食べ歩きでも楽器演奏でも、何でも構いません。そういった「好きなこと」をする時間こそ、誰の人生にも必要であり、人生を輝かせていくものなのです。
おいしいものを食べて、自分をねぎらうことも大事
衣食住が整っていると、幸せ感を得る人は多いもの。休日に疲れすぎてしまって、何にもできないときは、せめておいしいものを食べて自分をねぎらってあげましょう。料理を作るのが好きな人は、ちょっと奮発した食材を使ってもいいでしょうし、自炊しない人は、たまには値段を気にしすぎないで本当に食べたいものを食べに行ったり、料理のデリバリーサービスを利用したりしてみましょう。
自分にご褒美をあげる行為によって心も体力も満たされ、いろいろなことにチャレンジしたくなる活力が湧くこともあります。
きちんと自分をねぎらったり、褒めたりすることは、自分自身と良好な関係でいるためにも重要なことなのです。
場合によっては、精神的な病の可能性も
気を付けなくてはいけないのは、「休日に無気力になってしまうのは、精神的な病が原因である」という場合です。うつ病や適応障害などの可能性もなくはありません。「あれ?なにかおかしい。いつもの自分ではない」と思ったときは、無理に自分で何とかしようと思わないで、まずは専門の病院で診てもらったほうがいいでしょう。
自分が納得できる「人生の時間の過ごし方」を
人生の時間は、思いのほか長くありません。あっという間に歳を重ねてしまうものです。だからこそ、「どう生きるのか」「何に時間を費やすのか」を考えるのは、重要なこと。特にプライベートの過ごし方は大切にしたほうがいいのです。だから今、「プライベートな時間の大半を費やしているもの」が、自分にとって大して重要なものではない場合は、時間の過ごし方、さらに、仕事自体も見直したほうがいいこともあるでしょう。
自分が納得できる「人生の時間の過ごし方」をしたいものですね。