日常会話に潜む「地雷ワード」の中から、夫が妻に言いがちな「子育て中の地雷ワード」例をご紹介します。
【地雷ワード】大変だろうから、夕飯は買ってきてすませちゃえばいいよ
できるならとっくにやってますが…… 出典:『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』
そんな切羽詰まった状態で「夕飯作るの無理そう……」と夫に相談したときに、この一言が返ってきたら、妻はどんな気持ちになるでしょうか。
この場面で、妻は夫の言葉にこう言い返したいと思っています。
【妻たちから夫へのひと言】お前がな(お前が買ってきてくれ)
今すぐ手伝ってほしい、買って帰ってきてくれたら助かるという思いで妻はヘルプの相談をしているのに「ひとりでどうにかすれば?」と返されれば、傷つきます。「がんばって手作りしなくても買ってくる総菜でもいいんじゃないか」という意図だったとしても、小さい子どもを連れて買い物に行くのは想像以上に大変です。出かける準備をさせ、スーパーに連れて行き、帰宅して食べさせるという一連の行動がどれほどの労力を要するか。一度でもやったことがある夫であれば、気軽に「買ってきて済ませれば」とは言えないはずです。
【言い換えワード】大変だろうから、オレが買い物して帰るよ
男性は、すぐに解決案を提案しがちですが、「それはつらいよね……」とまずは大変な妻に寄り添ってあげたいところ。買い物をする時間がないときは、「あり合わせの食材でオレがつくるよ」などと、はやく帰宅したり協力する気持ちがあることを示せると理想的です。
迷ったときは、相手の立場になった言葉かどうかで考えるとよいでしょう。
妻がキレた最凶「地雷ワード」を、夫婦関係を見直すヒントに
『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(監修:岡野あつこ/日本文芸社)
監修:岡野あつこさん
夫婦問題研究家、公認心理師、社会デザイン学MBA。目白短期大学非常勤講師。1991年の離婚相談室設立以来、相談件数4万件以上の夫婦カウンセリングのパイオニア。NPO日本家族問題相談連盟理事長。『ある日突然妻がいなくなった』(ベストブック)、『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』(日本文芸社)ほか。メディア出演多数、YouTube チャンネル「岡野あつこ チャンネル」運営。All About「離婚」ガイド。
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