「さいきん、生成AIの「ChatGPT」が流行っています。ふと気になったのですが、これを使って株式投資で儲ける方法はあるのでしょうか? アイデアがあったら教えてください」。
今回は、この質問にお答えします。
そもそも:「ChatGPT」とは?
本題へ移る前に。そもそも「「ChatGPT」って何?」と思っている人もいるでしょう。まずは、ここから説明します。「ChatGPT」というのは、利用者の自由な質問に対して、AI(人工知能)が答えを生成するサービスです。
たとえば、質問者にいただいた「「ChatGPT」で株式投資に勝てますか?」という質問に対して、「ChatGPT」は次のように回答しました。
「ChatGPT」は「保証することはできません」と前置きしつつ、株式投資で勝つために必要な、一般的なポイントを取り上げてくれました(笑)。
「ChatGPT」で勝てる株式投資はできる?
さて、そろそろ本題へ移りましょう。「ChatGPT」で勝てる株式投資はできるのか?という話ですが、筆者は質問さえ気をつければ大いに役に立つと考えています。たとえば、筆者は「ChatGPT」に「日本経済のボトルネックは何か?」と質問して、これから日本で成長しそうな産業をいくつか見繕うことができました。
このやり取りから、筆者は「労働者不足を解消できるモノやサービスが伸びそうだ」と読み取りました。
たとえば、ヒトの代わりに働く工作機械(モノを作る機械)とか、ヒトを紹介したり派遣したりする人材派遣業とか、といったビジネスです。
ありがたいことに、「ChatGPT」は「もっと教えて」と質問すると、いくらでも候補を挙げてくれます。
たとえば、先ほどの質問に続けて「もっと挙げてください」と質問すると、「ChatGPT」は追加で次のように回答してくれました。
ただし、「ChatGPT」には注意点もあります。たとえば、筆者が「ChatGPT」に「◯◯のデータを教えて」みたいな質問をしてみると、しれっと存在しない文献を捏造して回答を作ってくることもありました。
根拠がない情報や、間違った情報を参考にして株式投資するのは、勝算のないギャンブルと同じです。ギャンブルにしないためにも、情報のウラは「ChatGPT」ではなく自分で取るべきでしょう。
まとめ
要点をまとめると、質問によっては「成長が期待できる産業を見つける」くらいなら、「ChatGPT」を使うことができそうです。もちろん、成長しそうな産業を見つけた後には、「具体的にどんな株を買うのか?」「どれくらいの株価で買えばよいのか?」といったことを考える必要があります。
「すべてを丸投げ」することはできませんが、株式市場を分析するための「格安で働いてくれるアナリスト(調査人員)」として、「ChatGPT」は大いに役に立ってくれそうです。
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