人間関係

年下と話すとき「威圧的」になっていないか不安。人生の先輩として、どう接するのがベスト?

自分が「年上」の関係性の場合、年下の相手に威圧感を与えていないか不安に思っている人は多いのではないでしょうか。また、年齢にかかわらず、「威圧的な人」とはどんな人なのでしょうか。

ひかり

執筆者:ひかり

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年下と話すとき「威圧的」になっていないか不安。人生の先輩として、どう接するのがベスト?

年下と話すとき「威圧的」になっていないか不安。人生の先輩として、どう接するのがベスト?


年下の人に威圧的だと思われていないか、気になるところですよね。年下の人と接するときはどうしたらいいのでしょうか?
 

相手を「年下」だと思うから、威圧的になってしまうのかも

自分の心の在り方が、相手への言葉や態度に表れるもの。だから、もし年下の人に威圧的だと思われないための「極端な方法」があるとすれば、それは「相手を年下だと思わないこと」です。

会社など、先輩、後輩の関係では難しいですが、プライベートの場合でも、「この人は年下なんだ」と思いながら接すると、どうしても「先輩、後輩」のような空気感になりがち。特に日本は飛び級制度を経験していない人が多いので、なおさらです。

もちろん年の差があるのに“同級生感覚”というわけもいかないことも多いですが、「この人は年下なんだ」と思わず同等に接したら、言葉遣いや態度は変わり、年上ならではの威圧感は出なくなるでしょう。
 

大人になると、年の差よりも「個人の差」が出てくるもの

年下の相手が求めているわけでなければ、むやみにアドバイスをするのは禁物です。上司と部下という関係性であれば仕方ありませんが、プライベートでの楽しい付き合いでもいちいちアドバイスをしてしまうと、相手から「うざい!」と煙たがれてしまうのは当然のこと。「この人、上から目線だな」と思われてしまいますしね。

年上のほうが「敬われたい」「自分のほうが上だと認めさせたい」という思いがあればあるほど、不必要なアドバイスをしたり、自分の若い頃の武勇伝を話そうとしたりしがち。自分に悪気はなくても、年下の人からすると威圧感を覚えることもあるでしょう。

逆を言えば、ある程度大人の年齢になると、年の差よりも“個人の差”が出てきます。つまり、年下でも、自分より尊敬できるものを持っている人が現れてくるもの。相手をリスペクトする気持ちがあると、威圧感なんて出なくなってくるでしょう。

世代が違うのであればなおさら、年下の相手が自分の知らないことを知っている場合もあります。そういった分からないものを「教えてもらう」くらいの気持ちで接したほうが、自分も若々しさを保てていいかもしれません。
 

委縮させているなら要注意。相手をよく見ることも大切

そもそも「威圧」とは何かというと、「相手を威力で押さえつけること」です。年下の人が自分らしくいることを邪魔したり、自分よりも目下の存在なのだと敬わせようとしたり、自分の思い通りにコントロールしようしたりすると、相手に威圧感を与えてしまいます。

意外と、相手が威圧を感じていることに気付かない人は多いものです。例えば、相手の話をあまり聞かずに自分のことばかり話していると、本人は場を盛り上げているつもりでいても、相手には「威圧的な人」だと思われていることはよくあります。

また、年下の人が明らかに少し萎縮しながら気を遣ってくる場合は、自分に威圧感がある可能性が高いでしょう。威圧感のある人ほど、日頃から相手のことをよく見て、感じ取る力が必要です。
 

年齢に限らず、威圧感がある人の特徴は?

にこりともせず笑顔1つ見せない人は、人に威圧感を与えます。結局、大先輩でも人に威圧を感じさせないタイプは、基本的に人当たりがよくて、ニコニコしていることが多いのです。また、年下の人に自ら話しかけたりして、「気軽に話しかけてもいい雰囲気」を醸し出しています。

そういうざっくばらんな態度を取れる人は、多くの人から好かれます。人間関係は、ある程度対等に関われたほうが楽しいことも多いですしね。そんな楽しい関係を作りたければ、むしろ年上のほうが気を配るくらいの気持ちでいたほうがいい場合もあるでしょう。

ただでさえ「相手は年上だ」と思うだけで、気を遣ってしまう人は多いもの。年下の人と接するときは、その緊張感を取り除いてあげるのが「年上の役目」なのかもしれませんね。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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