2022年11月に「宿泊施設cocoon」、2023年2月には「地中図書館」がオープン
KURKKU FIELDS はオープン後も段階的にフィールド内の開発を進めていて、近年では新たな施設を2つオープンさせています。■宿泊施設cocoon(コクーン)
「このエリアは、minä perhonen(ミナ ペルホネン)の皆川明さんが総合的にディレクションしており、建物は京都のikken設計室が設計しています。
客室の外装材には奈良県の吉野杉を用いたのですが、直線の木をアール形状に沿って仕上げるのは非常に施工難易度が高いのです。経験豊富な大工さんを京都から招き、施工方法を教えて頂くことで美しい納まりを実現しました」
コクーン滞在中の食事は、キッチンラウンジかレストランのいずれかを選択できます。
フィンランド語で暖炉を意味するキッチンラウンジのtakka(タッカ)には、3つのキッチン、薪窯、ワインセラーなどが設置されていて、自分たちで収穫した野菜や食材を調理し、食事を楽しむスペースです。
レストランperus(ペルース)は、フィンランド語で素という意味です。シェフとの対話を楽しみながら、場内で採れたさまざまな素材の良さを、食事を通じて味わうことができます。
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■地中図書館
設計を担当されたNAP建築設計事務所さんも初めての試みで、綿密な打ち合わせを経て施工しました。他の建物では見ることができないデザインなので、建築好きの方には是非チェックしてほしいですね」
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サステナブルな未来の形を体感しに行こう
ここまで場内の建物を中心にご紹介しましたが、定期的に開催される体験型イベントもとても魅力的だと出口さんは話します。「KURKKU FIELDS のスタッフさんが案内してくれるフィールズツアーに参加して、水の流れだけでつくられたバイオジオフィルターや、飼っている動物のフンを堆肥化させる説明などを聞くと、環境に配慮されたサステナブルな仕組みを理解し、環境と調和する多様な命を感じることができるでしょう。
このフィールズツアーや、竹でつくられたブランコや滑り台遊び、場内のアート鑑賞などは日帰りでも十分に満喫できますが、おすすめは一泊することです。場内のすり鉢状のエリアにかかる朝靄を見られるかもしれませんし、ヤギやヒツジなどの動物と触れ合う週末イベントやカブトムシ採りなどの季節イベントにも参加しやすくなります」
楽しみながらサステナブルな未来の形を体感できるKURKKU FIELDS。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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<関連リンク>
「KURKKU FIELDS」公式WEBサイト
木化実例「木から発想する循環型社会の未来へ。」
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