Googleカレンダーを活用して夫婦で予定を共有しよう
Googleカレンダーでは、自分の予定を他のユーザーと共有することができるので、夫婦間のスケジュール共有にもピッタリなサービスです。共有方法は大きく分けて2種類あり、これらを上手に活用することで、夫婦間での予定の把握がグッと楽になります。
事前設定にすこし手間がかかる部分もありますが、非常に便利なサービスですよ。
Googleカレンダーで予定を共有する方法について、わかりやすく解説していきます。
共有方法1. 予定に招待する
一番手軽な共有方法は、作成したイベント(予定)に相手を招待する方法です。Googleカレンダーでイベント(予定)を作成するとき、「ゲストを追加」という項目があります。この項目に、参加してもらいたいユーザーのGoogleアカウントを登録します。
そうすると、招待された相手のGoogleカレンダーにもイベント(予定)が追加されます。 そのイベント(予定)に参加するかしないかは、招待された側のユーザーが選択できます。 この方法はあくまで「特定のイベント(予定)に対して、お互いの状況を把握する」という機能です。相手の予定を全て把握できるものではないので注意が必要です。
つまり「夜に会社の人と飲み会があるから夕飯は要らない! 伝え忘れていた、ごめん!」というような失敗は、特定のイベント(予定)共有だけでは起こりえます。
これを防ぎたい場合は、次の「カレンダーの共有」が有効です。
共有方法2. カレンダーの共有
「カレンダーの共有」は、自身がカレンダーに登録した全ての予定を、共有したパートナーのアカウントからも閲覧できるように設定するものです。カレンダーの共有設定をしておくことで、イベント(予定)毎に共有設定する必要がなくなり、Googleカレンダーに登録している予定の全てを夫婦間で把握できるようになります。
なお、「カレンダー」は一人のユーザーで複数作成することができます。従って「夫婦で共有するカレンダー」と「自分だけが見られるカレンダー」を分けて管理することも可能です。
■カレンダー共有の設定方法
カレンダー共有を設定するには、パソコンからしか操作ができません。スマホからは設定ができないので、その点はご留意ください。
1.
まず、Googleカレンダーを開いたら、右上の歯車マークにある「設定」をクリックします。 そうすると、以下のような画面になるので、左側のメニューにある「マイカレンダーの設定」から、パートナーに共有したいカレンダーをクリックします。
2.
そして「特定のユーザーまたはグループと共有する」という項目から「ユーザーやグループを追加」をクリックしてください。 Googleアカウントの入力欄に、共有したいパートナーのアカウントを入力してください。
権限は、「予定の表示(すべての予定の詳細)」にしましょう。
予定の変更や編集ができる権限にしてしまうと、パートナーが誤って予定を削除してしまったり、変更したりしてしまうリスクがあるので、トラブルを排除するためにも、閲覧権限のみにしておくことをおすすめします。
3.
完了したら「送信」をクリックします。 「送信」すると、パートナーのGmailに招待メールが届きます。
4.
招待メールを受け取ったら、本文中にある「このカレンダーを追加」を選択します。
そうするとGoogleカレンダーアプリが表示され「カレンダーを追加しますか?」と聞かれるので、「追加」を選択してください。 これでカレンダー共有の設定は完了です。
共有設定したカレンダーが、パートナーのカレンダーにも追加されました。これでお互いのスケジュールを簡単に把握することができます。
さいごに
今回はGoogleカレンダーを夫婦で共有するための2つの方法をご紹介しました。カレンダーの共有は、複数人でも可能です。筆者はこの機能を活用して、会社のメンバーでスケジュール共有を実施しています。
お互いのカレンダーを共有することで、空いている時間や忙しい時間を認識し合うことが可能です。また、相手にも参加してもらいたい予定やミーティングがあれば、相手のカレンダーから空いている時間帯を探して、イベント(予定)の招待を送ります。
「予定に招待する」「カレンダーの共有」どちらかの方法だけを使うのではなく、それぞれをうまく活用することで、夫婦間の予定も把握しやすくなるでしょう。ぜひ試してみてください。