酔っ払いはお葬式につきものなのか?
通夜振る舞いや精進落としにはお酒が出されます。慣れない状況、もてあまし気味の感情に翻弄され、ついついやらかしてしまうことも、もちろんあります。「祖父の葬儀で、祖父のいとこのおじさんがかなりお酒を飲んでしまっていて、酔いがひどいので、いったん休んでもらいました。その後、1時間もしないうちに『〇〇(祖父の名前)に蹴られた!』と言って起きてきました。おじいちゃん、グッジョブ!(20代・女性)」
「大酒のみの元夫が親戚の葬儀で泥酔。暴れて式から追い出されたことがありました。トホホ(40代・女性)」
「酒好きな方のお葬式で、やはり酒好きが集まり、『飲まなきゃやっていられない!』と葬式前に飲みまくる人たちが続出。葬儀で大いびきをかく人がチラホラという、豪快かつ残念な式でした(40代・女性)」
「お通夜の席ですでにほろ酔いのおじさまがフラフラ~と祭壇に近づいていき、お供えの饅頭を手に取り、もぐもぐと食べ始めました。ビックリしてガン見してしまいました(40代・女性)」
普段はそんなでもないのに、状況が状況でついつい飲みすぎてしまうこともあるのでしょう。こここそが外してはならない場所だというのに、タガを外してしまうのもまたお葬式の風物詩なのかもしれません。
これは……俗にいう「修羅場」
お葬式は故人との最後の別れの機会です。その中の情景を風物詩というのはあまりにも不謹慎かもしれません。でも、この機会を逃してはと、意外な人物が現れ、故人の生前の所業が露見することも多々あるわけで……これもある意味では風物詩といえるのかも?「不倫相手が登場した(30代・女性)」
ドラマが始まりました。
英国のことわざに「好奇心は猫も殺す(Curiosity killed the cat.)」というものがあります。こんな場所でやめてくれよと思いますが、好奇心がむくむくと膨らむのはもう止められない状況です。聞き耳を立て、ちらちらとそれを見つめてしまうのをお許しください。
「祖父のお葬式に参列していたとき、親族も誰も知らない女性が喪服で会場へ入ってきた。どちら様でしょうか?と祖母が尋ねると、祖父の『愛人です』と答え、焼香をさせてほしいと言う。祖母はその場で激怒し、その女性と口論。帰ってもらうのが大変だった(30代・女性)」
「友人のお父様のお葬式に参列したのですが、愛人がいてその人の名義でお父様がお金を借りていたようで、借金の件でお葬式の最中に愛人が怒鳴り込んできました(40代・女性)」
「愛人です」ってセリフ……すごい。そして、ドラマは佳境に。
「ある方の葬儀に参列したときのこと。故人と不倫をしていた当のお相手が、何食わぬ顔して会社の同僚として葬儀に参列していました。それをすかさず見つけた親族の方にすごいビンタを食らったのを目撃してしまいました(30代・女性)」
「義母の葬儀の際、元夫だった方も参列して義父と大喧嘩になりました。つかみ合いの喧嘩で、側で見ていても怖かったものです(30代・女性)」
「これが最後の機会」と「ここで会ったが百年目」が交錯する時、そこは修羅場となるのでした。
さあ、もう地獄を見るのはこりごりなので、精進落としの場面にちょっと戻って、最後に一発。
「お葬式で食事が出て食べすぎてボタンが外れました(40代・男性)」
景気よくボタンが外れたところで、おしまいにしましょう。
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