キャッシュレス決済が盛んな今、小銭貯金は有効?
このコラムで以前、「小銭貯金」を紹介したことがあります。たとえば会社から帰ってきたら、あるいは一日の終わりに、財布の中の小銭を全部貯金箱に入れて、財布をカラにするという方法です。【関連記事をチェック!】
「小銭貯金」金持ち流のやり方
長財布を使っている人は小銭が邪魔になります。財布が膨れて邪魔だし、重い。そのために小銭用の財布を分けて持つ人もいますが、これはこれで面倒くさい。そこで、毎日毎日、小銭をゼロにして、それを全部貯金に回す方法ですね。
小銭貯金は割に合わない?
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響によって社会環境が大きく変わりました。非接触型決済が主流となり、キャッシュレスが当たり前になったのです。
コロナの社会的圧力はすさまじく、キャッシュレス対応をかたくなに拒んでいた某イタリアンレストランチェーンや某100円ショップも、ついにキャッシュレス化しました(郵便局もようやく対応を始めました)。
しかも銀行での現金両替は手数料がかかるようになり、現金の入金も一定金額以上は手数料がかかるようになるなど、現金、特に硬貨の存在価値が非常に低くなっています。このように、小銭貯金は割に合わない時代になってしまいました。
私もカードが使えない店は利用しないという行動パターンに
一方、いまだキャッシュレス決済に対応していないのが一部の公的機関です。たとえば市役所で印鑑証明書や住民票を交付してもらうときや、法務局で登記簿謄本を取得するために収入印紙を購入するときは、現金しか使えません。しかしそれら以外では現金が不要なので、私自身も財布を持ち歩かなくなってもう5年以上になります。
買い物はネット通販か、外食などでもクレジットカード決済で済みますから、普段はカードケースだけ持ち歩き、カードが使えない店は利用しないという行動パターンになっています(コインパーキングもカードが使えるか確認してから車を停める)。
実際、現金で支払ってもポイントはつきませんが、クレジットカードならポイントがつきますから、こちらの方がオトク。
「現金派」の人でクレジットカードだと使いすぎるから避けたいという人は、口座から直接落ちる「デビットカード」を使えばポイントもつくし、即座に口座残高に反映されるため便利ではないでしょうか。