人間関係

「結局、何が言いたいのかわからない…」とにかく「話が長い人」の特徴

話が長い人にストレスを感じた経験はありますか? そもそも、どうして人は話が長くなってしまうのでしょうか。また、そういう相手と関わるときは、どんな対策を打てばいいのでしょうか。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

話しが長すぎて何が言いたいのか分からない!時間泥棒な人の特徴

話が長すぎて、何が言いたいのかわからない……

「最後まで聞いたけど、結局何が言いたいのか分からなかった……」。話が長い人との会話で、このように感じたことはありませんか? 「話が長い人」にはどんな特徴があるのでしょうか。また、どのような対策を打てばいいのか、考えていきましょう。
 

なぜ話が長くなってしまうのか

なぜ、話が長くなってしまうのかというと「話す内容がまとまっていない(頭が整理できていないから)」から。ゆえに、聞いているほうも「要点がつかめない」のです。

さらに、話しているうちに、気分が変わり、どんどん違う方向に話が展開していってしまう人もいます。例えば、「この間、会社の上司が理不尽なことを言い出して、『人手が足りないから土曜日も出社して、お客様の電話対応をしろ』って言うの。自分の担当ではないのに。それで、ストレスがたまっちゃって、仕事帰りに夜パフェのお店に行くようになったら、すごくおいしくて、1日おきに行っているの。でも、甘いものばかり食べていたら太っちゃったから、最近、ヨガを始めてみたら、すごい先生に出会ってね……」とか。

聞いている側としては、上司が理不尽だという話なのか、夜パフェがおいしい話なのか、ヨガの話なのか、分からなくなっていきます。おそらく話している本人も、何を伝えようとしているのかが分からなくなってしまっているのでしょう。
 

「独りよがりの人」は、話が長くなる

つまり、話が長い人は、「独りよがり」である場合が多いのです。あるいは「自分が話したいことをただ口に出しているだけ」という可能性もあります。

本来、会話をするときは、相手の立場に立つことが大切です。「相手はどんな話題だったら興味を持つのか」「どんな言い方だったら、理解できるのか」を考えて話していたら、要点もなくダラダラと話が続くことはありません。

相手の立場に立って話ができる人は、相手の表情をきちんと読み取り、「退屈していないかな?」などと相手の様子を察します。そして、話が長くなってしまった場合には、その話題を早く切り上げようとするでしょう。
 

話が長い人の対処法は、相手の立場や関係性によって変わる

では、話が長い人に対して、どんな対応をすればいいのでしょうか。話が長い相手が「自分よりも目上の人や距離のある関係性」なのか「そうでないのか」によって、対応は変わります。

もし相手が仕事の部下の場合は、

・結論から先に言うこと
・要点をまとめて話すこと(頭を整理してから話すこと)
・一文を短くすること


などをアドバイスすることができます。あまりに話が長いときは、「その話の結論は何ですか?」と聞きやすいですしね。

ただ、目上の人が相手の場合、なかなか言いづらい場合もありますよね。そんなときは、

・タイムリミットを前もって伝える
・会議の場合は、今回の趣旨をきちんと説明する
・適度に相づちを打ちながら、自分のペースに持っていき、話を誘導していく


などの行動が大切になります。

例えば、会議の場合は、前もって「1時間以内に、この3つのことを決めなくてはいけません」と伝えるだけでも、随分変わるでしょう。

「適度に相づちを打ちながら、自分のペースに持っていき、話を誘導していく」というのは、少し高度な技が必要となります。
 

話が長い人を「誘導していく」には?

自分のペースで一方的に話す人と会話をしていると、内容がどんどん脱線し、結果的に話が長くなる傾向があります。そんなときは、きちんと相づちを打ちながら、「へぇ」「そうなんですね」「それはすごいですね」など、適度なところで合いの手を入れましょう。

途中、わからないことがあったり、掘り下げたいところがあったら、「それは、どういうことですか?」など質問を挟むのも大切。話が脱線したときは、「それで、話を戻しますと……」などと言いながら、話の本筋を保ちましょう。そのように会話を続けると、相手のペースから、自分のペースに少しずつ持っていきやすくなります。

先ほどの長い話を例にして説明します。

「この間、会社の上司が理不尽なことを言い出して、『人手が足りないから土曜日も出社して、お客様の電話対応をしろ』って言うの」と言われたら、「それはひどいね。どうしてそんなことになってしまったの?」という返しを入れましょう。そうすれば「なぜ会社で理不尽なことが起こっているのか」の話題で留まります。

ポイントは、「相づちを打ちつつ興味があることを示しながら、誘導する」ことです。言い換えれば、ただ受け身になって話を聞いているだけでは、長くて苦痛な話を聞き続けなくてはいけなくなってしまう、ということ。

ただし、相手が単純に“話していて気持ちいい”と感じるのは、「自分のペースで好きなだけ話せるとき」だという場合も。単に相手に気に入られたいのならば、話を途中で遮らないで、「はい」「そうですね」と適度な相づちを打ちながら聞き続けたほうがいいでしょう。

話が長い人と会話をしていると、「聞き疲れ」をしてしまうこともあるはず。少なくとも、自分が話すときは、要点をまとめて、聞き手が楽しめるようなコミュニケーションを心がけたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます