“教育費の準備”だけはやっておきたい!
40~50代にかけて子どもが高校卒業し、進学するご家庭が多くなります。文部科学省の令和4年「学校基本調査」によると、大学や短大、専門学校と、高校卒業後の進学率は約8割と非常に高くなっています。特に高校卒業後の教育費は多額になるため、進学を前提に教育費をしっかり貯めておかないと家計は火の車に!
教育費を貯めていないと、初年度の入学金以外で以下のような支出が数年続き、家計はとても苦しくなります。
●学費:前期30万~50万円、後期30万~50万円
●仕送り:毎月10万円
学資保険で100万~200万円を貯めているご家庭は多いと思いますが、できればもう一息! 300万円あれば国立大学4年間の学費、450万円あれば私立文系4年間の学費が準備できます。仕送りが必要な場合は合計1000万円を覚悟しなければいけませんが、最低限、親が学費を準備できれば、仕送り等の生活費に関しては本人のアルバイトや奨学金でカバーできます。
では教育費の貯蓄額をアップするために、できれば早めに見直しておきたいポイントを2つお伝えします。
40代・子育て世代はまず教育費を貯めることが重要!
1. 世帯収入をアップ!
子どもの教育費を準備するためにも、世帯収入を増やす努力をしておきましょう。できればパートではなく、夫婦共に正社員であれば最強です。夫婦でボーナスが支給されれば、子どもの大学進学が続いてもなんとかカバーできます。2. 生活費をスリム化する
高校卒業後の進学時、家計が苦しくなるのは想定できるからこそ、生活費のスリム化を図っておくことが大切です。車やマイホームにお金をかけ過ぎて、教育費が準備できないなんてことが起きると大変です。この時期に、車や住宅ローンの返済は繰り上げ返済等でできる限り軽くしておきましょう。
他にも、携帯料金や水道光熱費のプラン見直しはとても効果的です。また、このように節約をする姿を子どもに見せることで、子ども自身が一人暮らしを始めた時に“生きたお金の知恵”として役に立ちます。
収入が増えてくる人も多い40代だからこそ、駆け足で教育費の準備をしていきましょう。