イラスト:カツヤマケイコ
1. 「本人確認書類」が今の自分と別人だったとき
「8年前のパスポートの写真が今の自分の顔とはかけ離れている。空港の税関で本人確認出来ないとしばらく足止めされた(50代・女性)」2. 電車内で優先席を譲られたとき
「混雑した電車に乗ったら、シルバーシートに座っていた若者から席を譲られたとき。シルバー世代に見えるのだなあとだと認識した(50代・男性)」3. パスワードを何度も再発行するとき
「あちこちのサイトで登録したIDとパスワードをすぐに忘れてしまう。メモをした紙もどこにしまったか分からなくなりしょっちゅう捜索しています(50代・女性)」4. 「隠す収納」を断念したとき
「隠す収納を心がけていたのだが、どこにしまったのか忘れるようになり、全部やめて見えやすく取りやすい仕組みにした。モノトーンや淡い色でシンプルに統一していた小物類も、ひとめで目立つ色合いのものに買い替えた(50代・女性)」5. なにかと口に出さないと動作できないとき
「『よっこらしょ』『せーの』ってなんで言ってしまうのだろうか。若いときはそんなことを言わなくても行動できたのに(50代・女性)」
6. 気づくとテレビで見る人がみんな年下だったとき
「甲子園球児から、アイドル、俳優、お笑い芸人まで、テレビで見る人々がどんどん自分よりも年下になっていく(60代・女性)」
7. 自分の若い頃が「歴史」になっていたとき
「自分が歩んできた人生で起きた社会的出来事が、10代の子たちは教科書で歴史として習うのだと知ったとき、衝撃を受けた(40代・男性)」8. 記憶の中の父や母の年になっていたとき
「玄関のモニターの写真を見返していたとき、『ん?母親?』と思ったらそれが自分だったと気づきショックで思考停止した(50代・女性)」9. 昔ながらの風習が重要に思えてきたとき
「古いしきたりは『昔の人がいっていた言葉なので、あまり守らなくていい』と思っていたが、だんだん年を重ねるごとに大事に思えてきた(50代・女性)」10. まず「健康」を願うようになったとき
「初詣でまず、『今年一年、健康に過ごせますように』と唱えるようになりました。七夕の短冊でも健康を願います(40代・男性)」11. いまどきの若者は……と口にしたとき
「駅の向かいのホームで高校生のカップルがイチャイチャしていて、『今どきの若者は……』と言いかけ、老けたなと感じました(30代・男性)」12. 前日に食べたものがどうしても思い出せないとき
「前日の昼に食べたものなど、若い時ならば意識しなくても容易に覚えていられたことを思い出すのに非常に時間がかかる(40代・女性)」13. ふと口ずさんだ歌が30年前のヒット曲だったとき
「子どもに『好きな歌はなに?』と聞かれて、ふと思い浮かんだメロディー。よく考えると30年前のヒット曲で、時の流れに愕然とした(40代・女性)」14. テレビの音量がどんどん上がっていたとき
「たまに帰省してくる子どもたちに、テレビの音がかなり大きくなっていると指摘され、昔、祖父の家のテレビの音がやたら大きかったことを思い出した(40代・男性)」15. 流行りの歌がどれも同じように聞こえるとき
「娘が聴いている、最近の流行りの曲を歌っている人の声が区別できず、歌もどれも同じように聞こえてしまう(40代・女性)」ほかにも、
「コロナ禍以降、久しぶりに旅行したときのこと。いろいろなところで写真を撮ったのですが、後で画像を見て、自分の顔がとても老けているのに愕然としました(40代・女性)」
という、コロナ禍ならではのエピソードにも共感できる人は多いかもしれません。
コロナ禍の間に会っていなかった人々との再会やマスク生活の影響など、これからもいろいろな「老けたなエピソード」が起こりそうですね。
<イラスト>カツヤマケイコ
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