年末に差し掛かると、年間で新しく登場した家電、ガジェットの総決算が始まります。そこで2022年のベストバイを選びました。今回は新製品というだけでなく、個人的に使用頻度が高かったサービスや今後のトレンドになりそうな製品をチョイスしました。
エスプレッソマシンのサブスクサービス「ミーオ! デロンギ」
この数年で「ステイホーム」の考え方が広がったことにより、外出するよりは自宅作業の時間が増えたように思います。筆者は自宅から徒歩5分のところにある、大量の家電を置いた事務所へ毎朝出勤しています。事務所に到着して最初に行うのが、コーヒーマシンのスイッチを入れること。さまざまなコーヒーメーカーを使いましたが、年間で最も多く使ったのが、デロンギジャパンのサブスクリプションサービス「ミーオ! デロンギ」の全自動コーヒーマシンです。これは2年連続のノミネート。「ミーオ! デロンギ」は、コーヒー豆の定期送付サービスを契約すると、それに全自動コーヒーマシンがついてくるサービス。通常なら6万5800円の「全自動コーヒーマシンECAM22112B/W」が、ただで使えます。しかも、最低購入回数を満了するとコーヒーマシンは自分のもの。返却の必要はありません。今では毎朝、カフェ・ジャポーネに舌つづみ。さらに気が向いた時は、ミルクをマシンのスチームで温めてカフェラテやカプチーノも楽しめます。
※2022年12月28日現在、「ミーオ!デロンギ」は新規の注文受付を一時停止しています。
手軽に使える薄型のホットプレート「abien MAGIC GRILL」
今年も数多くの調理家電を使っていろいろな料理をしてきました。その中で家族が一番ハマったのが、「abien MAGIC GRILL」を使った焼肉チャーハンでした。
「abien MAGIC GRILL」はわずか数mmの薄さが特徴のホットプレート。独自のフィルムヒーターを採用しており、焼肉などを素早く焼くことができます。一般的なホットプレートと異なり縁がないので、串のある焼き鳥なども焼けて便利です。
筆者宅でハマった焼肉チャーハンは、味付けの焼肉を焼き、同時にご飯とキムチを投入するというもの。火力が強いので食材を次々に投入しても温度が下がりにくく、しっかり加熱できます。しかも保温も可能。カリカリに焼けたごはんと焼肉の組み合わせがたまりません。
家族の写真を保存するストレージ。バッファロー「おもいでばこ PD-2000-L」
筆者には3人の娘がいて、妻と2人で日々子育てに追われています。上の娘も気づいたら中学生になり、子どもたちが小さかった日ははるか昔のように感じます。そんな筆者を一瞬であの頃に戻してくれる「タイムマシン」のような存在が、バッファロー「おもいでばこ」です。
リビングのテレビにHDMI接続して電源をオンにするだけで、全ての写真が時系列で表示できる製品。パソコン用のフォトストレージと異なる「日付だけで管理する」というこの仕組みが便利で、両親のスマホや数々のデジタルカメラで撮った画像が全て一元管理できるのです。カレンダー上に表示できる家族の写真を、まさに思い出をクロールするかのように自由に切り替えて楽しめます。しかも最新モデルでは取り込みが高速化した他、スマホで撮った4K動画にも対応。より高画質で楽しめます。初代モデルから続く唯一の欠点は、つけた瞬間、数時間見続けてしまう時間泥棒なことでしょうか。
朝になったら自動でカーテンを開け締めできる「SwitchBot カーテン」
近年注目しているテクノロジーの一つが、睡眠の質を向上させる「スリープテック」です。睡眠を計測するためには、スマートウォッチなどさまざまなウエアラブル機器を体に取り付けて寝たりと、なかなか大変です。
個人的にとても良かった商品が、朝の起床を気持ちよくしてくれるガジェット「SwitchBot カーテン」です。本体をカーテンレールに取り付けると、専用のスマホアプリからカーテンの開け閉めが可能になります。さらに便利なのが、朝と夜、カーテンの開け閉めをスケジューリングできること。朝8時など、起きたいと思う時間の少し前にカーテンを自動で開くようにしておけば、朝日の明るさで自然に覚醒、気持ちよく起きられるというわけです。目覚まし時計の騒音にびっくりして起きることはもうなさそうです。
軽いから家中自在に掃除できる!シャープ「RACTIVE Air EC-SR8」
2022年も数多くの掃除機が、数多くのメーカーから登場。筆者はそのほとんどを試してきましたが、一番良かったと感じているのがシャープの「RACTIVE Air EC-SR8」です。
コードレススティック掃除機において重要なのは、バッテリー駆動時間と吸引力、そして本体の重さのバランス。しかしこれらは全てトレードオフで、吸引力を強くするとバッテリー駆動時間は短くなりますし、バッテリー駆動時間を伸ばすためにバッテリーを多くすると本体は重くなります。「RACTIVE Air EC-SR8」は軽さに重点を置いたコードレススティック掃除機で、ホースやヘッドなどを取り付けた標準質量は1.7kgですが、実際に持ってみると数字以上の軽さを体感できます。片手でスイスイと掃除ができるので非常に快適です。ただし、バッテリー駆動時間は自動モードで約35分と短め。まとめて家中掃除するのではなく、気が向いたら少しずつ掃除するちょいがけに向いています。