しかし実際のところ、上手に活用できている人は少ないように思います。筆者の友人知人に聞いてみても「いやぁ全然使ってないね」という声が多くありました。
Siriを使わない理由の1つは「iPhoneに向かって独り言をつぶやくみたいで恥ずかしい」というもの。確かに町中で、電話でもないのにiPhoneに話しかけるのは、ちょっと勇気が必要ですよね。
そこでおすすめなのがテキスト入力でSiriを使う方法です。これなら声を使うことなくSiriを使えますよ。
声を使わずテキスト入力でSiriを使う方法
テキストによるSiriの活用には、前準備として設定の変更が必要です。・設定方法
設定アプリを開き、「アクセシビリティ」→「Siri」をタップ。「Siriにタイプ入力」の項目をオンにします。 設定はこれで完了です。
・Siriが無効の場合は
上記の方法で設定できない場合、Siriが無効になっている可能性があります。設定アプリで「Siriと検索」から「サイドボタンを押してSiriを使用」をオンにし、「Siriを有効にする」をタップすると、Siriが有効になります。
・使い方
Siriを使いたいときは、電源ボタンを長押しします。するとキーボードが表示されるので、Siriにお願いしたい内容を入力します。
Siriの便利な活用方法
記事の本題は以上です。このあとは、筆者が実践しているSiriの活用例をいくつかご紹介します。「実際Siriってどういう風に使うの?」と疑問に感じている人も多いと思います。そんなときは「iPhoneで行う動作の最初の一歩を、とりあえずSiriに置き換えてみる」といいかもしれません。
iPhoneの操作は、専用のアプリを立ち上げるところから始まります。これをSiriに置き換える。Siriを立ち上げて、お願いしてみるといいですよ。
■アラームを設定する
「7時に起こして」「30分後にアラームをセットして」などのアラームの設定は、時計アプリから1つ1つ設定するよりもずっと素早く、手軽にセットできます。
■Google検索をササッとはじめる
Safariを開いてキーワードを入力するよりも、Siriを起動して「Nintendo Switchの価格を教えて」なんて質問をしてしまったほうが、早く済むことも多いです。
■メッセージを送る
「妻にメッセージで『いま電車乗ったので、家に着くのは30分後ぐらいです』って伝えて」というと、Siriは筆者がいつも使っているアプリを提案。自動的にLINEからメッセージを送ってくれます。
■いま流れている曲を調べる
「いま店内で流れてる曲、なんだろう?」というときに便利なテクニック。Siriに「この曲を教えて」といえば、曲名を調べてくれます。
■次の予定を教えてもらう
「次の予定を教えて」と伝えれば、カレンダーアプリに設定されている次の予定を教えてくれます。Googleカレンダーと同期も可能です。
■Apple Musicの再生
「Apple Musicで米津玄師の『KICK BACK』を流して」「Apple MusicでBUMP OF CHICKENをランダムで流して」など、アプリを開かずともお気に入りの曲を開始できます。
■分からないことを教えてもらう
「いまって令和何年?」「1ポンドは何グラム?」「1ドルはいくら?」「東京の人口は何人?」「スカイツリーの高さは?」「サンフランシスコの時刻は?」「7+7÷7+7×7-7は?」など、分からないことはとりあえずSiriに聞いてみると、意外と簡単に答えが見つかるかもしれませんよ。