年金・老後のお金クリニック/在職老齢年金についてのQA

在職老齢年金制度とは、いつからいつまでの収入で計算しますか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、在職老齢年金制度についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

  • Comment Page Icon
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、在職老齢年金制度についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:在職老齢年金の計算に使われる収入とは、1月から12月までの収入ですか?

「私は、2023年4月に特別支給の老齢厚生年金をもらえます。47万円超えると在職老齢年金による減額の対象になりますが、収入として計算される月を教えてください。私の場合は、2022年の1月から12月までの1年間の収入で計算されるのでしょうか?」(63歳・ホンジュンさん)
在職老齢年金制度の計算方法について知りたいです

在職老齢年金制度の計算方法について知りたいです

A:在職老齢年金の計算に使われる収入は、「毎月の標準報酬月額」と「直近1年間の標準賞与額」です

結論からいうと、在職老齢年金の計算は、1月から12月の収入で計算されるわけではありません。

計算には「毎月の標準報酬月額(およその月給額)」と「直近1年間の標準賞与額(およその賞与額)を12分の1したもの」、「老齢厚生年金の月額」の3つを使います。

相談者は来年から特別支給の老齢厚生年金をもらえるようですが、2023年4月時点の標準報酬月額と直近1年間(つまり2022年4月~2023年3月)の標準賞与額、老齢厚生年金の月額で計算されるということになります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/5/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます