鉄道/おすすめ鉄道旅行

ローカル線(4ページ目)

のんびり、ゆったり旅情溢れるローカル線。けれども、ある程度のノウハウを知らないと、せっかく遠くまで出かけても不便、がっかりと期待はずれに終わってしまう恐れもある。そうならないための楽しみ方を伝授しよう

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

駅を楽しむ

嘉例川駅
古びた駅舎などの施設は手入れがいいと風情があって心落着く。周りには何もないが、のんびり時間が経つのも忘れるとリフレッシュできそうだ

ローカル線は本数が少なく駅での待ち時間が長いから嫌だという人がいる。確かに都会の鉄道に慣れてしまえばイライラするばかりだろうが、ここは少し見方を変えて、「駅を楽しむ時間がある」と割り切ったらどうだろうか。

自然の中の駅
大自然の中の駅でしばらく停車すると、降りて新鮮な空気を思い切り吸いたくなる。北海道・日高本線の本桐にて
磐城塙駅
水郡線の磐城塙(いわきはなわ)駅(福島県南部)は奇抜なデザインの駅舎が目を惹く。内部はコミュニティーセンターとなっていて、ギャラリーや図書館もあり、列車待ちは退屈しなかった
何もないローカル線の駅。ホームから眺める田圃や山々は景色として絶景でなくとも、非日常的な大自然に抱かれた空間として愛でてみよう。鳥のさえずりに聞きほれるかもしれないし、キタキツネなどの思わぬ珍客に驚いたりもする。

また、朽ち果てたような古びた駅舎もよく見れば味わいがあり、細部を観察すれば思わぬ発見があったりする。慌しい旅では得ることができない経験を是非したいものだ。最近では、地域のコミュニティーセンターと一体化した駅もあるから、時間つぶしに事欠かない場合もあろう。

以上のポイントを念頭に置いて、いざローカル線の旅に出かけよう。

<関連リンク>
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