駅を楽しむ
古びた駅舎などの施設は手入れがいいと風情があって心落着く。周りには何もないが、のんびり時間が経つのも忘れるとリフレッシュできそうだ |
ローカル線は本数が少なく駅での待ち時間が長いから嫌だという人がいる。確かに都会の鉄道に慣れてしまえばイライラするばかりだろうが、ここは少し見方を変えて、「駅を楽しむ時間がある」と割り切ったらどうだろうか。
大自然の中の駅でしばらく停車すると、降りて新鮮な空気を思い切り吸いたくなる。北海道・日高本線の本桐にて |
水郡線の磐城塙(いわきはなわ)駅(福島県南部)は奇抜なデザインの駅舎が目を惹く。内部はコミュニティーセンターとなっていて、ギャラリーや図書館もあり、列車待ちは退屈しなかった |
また、朽ち果てたような古びた駅舎もよく見れば味わいがあり、細部を観察すれば思わぬ発見があったりする。慌しい旅では得ることができない経験を是非したいものだ。最近では、地域のコミュニティーセンターと一体化した駅もあるから、時間つぶしに事欠かない場合もあろう。
以上のポイントを念頭に置いて、いざローカル線の旅に出かけよう。
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