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横浜マリンタワーがリニューアルオープン! 夜は横浜の夜景とアートが融合

横浜マリンタワーが約3年半の改修期間を経て、2022年9月1日にリニューアルオープン! 夜の展望フロアは横浜の夜景とアートが融合する空間へと生まれ変わりました。入館料をはじめ、新しくなったレストラン、ショップなどの情報も紹介します。

田辺 紫

執筆者:田辺 紫

横浜ガイド

横浜マリンタワーが3年半ぶりにリニューアルオープン

横浜マリンタワーが2022年9月にリニューアルオープン

横浜マリンタワーが2022年9月にリニューアルオープン(2022年8月11日撮影)

横浜マリンタワーが約3年半の改修期間を経て、2022年9月1日にリニューアルオープン! 夜の展望フロアは横浜の夜景とアートが融合する空間へと生まれ変わりました。見どころを紹介します。

<INDEX>
  1. 横浜マリンタワーの歴史について
  2. 94メートルの高さから横浜を見渡せる展望フロアへ
  3. 夜は展望フロア30階が「メディアアートギャラリー」に一新
  4. 展望フロアはデイチケット、ナイトチケットの2種類
  5. 1~4階はラウンジスペースやショップ、レストランがオープン
 

横浜マリンタワーの歴史について

外装が赤×白だった時の横浜マリンタワー(2001年~2003年ごろ撮影)

外装が赤×白だった時の横浜マリンタワー(2001年~2003年ごろ撮影)

横浜マリンタワーは横浜開港100周年記念事業の一環として建設され、1961年に完成しました。全長106m、展望台の高さは94m。2008年7月までは灯台としての役割も果たしており、「世界一高い灯台」としてギネスブックにも掲載されていました。

・3年半かけて改修
1階ホールにはマリンタワーの頭部に設置されていた灯台灯具が展示(2022年9月1日撮影)

1階ホールにはマリンタワーの頭部に設置されていた灯台灯具が展示(2022年9月1日撮影)

2009年5月、それまでの赤白の外装をシルバーに一新してリニューアル。今回は2019年3月から休館し、3年半かけて老朽化した設備の改修を行いました。

・コンセプトは「Nature & Future」
1階ホールには、放浪の天才画家・山下清さんのモザイクタイル壁画「横浜の今昔」(2枚組)も展示されています。「今」は1961年当時、「昔」は開港当時がモチーフ(2022年9月1日撮影)

1階ホールには、放浪の天才画家・山下清さんのモザイクタイル壁画「横浜の今昔」(2枚組)も展示されています。「今」は1961年当時、「昔」は開港当時がモチーフ(2022年9月1日撮影)

新たなリニューアルのコンセプトは「Nature & Future」。ヒト・モノ・コトが自然と集い、誰もが安心して語らえる場所となるような、横浜のオアシスを目指します。

・展望フロアは29~30階
外壁面を緑化することで山下公園を含む周辺環境との一体感を生み出しています(2022年8月11日撮影)

外壁面を緑化することで山下公園を含む周辺環境との一体感を生み出しています(2022年8月11日撮影)

29~30階は展望フロア、1~4階にはカフェ、レストラン、ホール、ショップなどが入ります。展望フロアのみ入場券が必要となります。
 

94メートルの高さから横浜を見渡せる展望フロアへ

30階展望フロアの様子(2022年9月1日撮影)

30階展望フロアの様子(2022年9月1日撮影)

展望フロアは29~30階に位置します。1階で入場券を購入し、エレベーターもしくは階段で2階へ。そこから展望フロア行きのエレベーターに乗り、29階へと上がります。29階から30階へは階段を使って行き来します。

・高さは約94メートル
29階から30階へは階段で行き来します(2022年9月1日撮影)

29階から30階へは階段で行き来します(2022年9月1日撮影)

展望フロアの高さは約94メートル。歩く人の姿を認識できるほどの「街との近さ」が横浜マリンタワー展望フロアの魅力といえます。

・展望フロアからの景色
横浜の「街」との近さが横浜マリンタワーの魅力。みなとみらい21地区をのぞむ(2022年9月1日撮影)

横浜の「街」との近さが横浜マリンタワーの魅力。みなとみらい21地区をのぞむ(2022年9月1日撮影)

山下公園前面海上に係留されている日本郵船氷川丸や山下ふ頭の「実物大動くガンダム」などが一望(2022年9月1日撮影)

山下公園前面海上に係留されている日本郵船氷川丸や山下ふ頭の「実物大動くガンダム」などが一望(2022年9月1日撮影)

29階展望フロアのみ、下が覗けるガラスの床が設けられており、横浜マリンタワーの鉄骨部分を間近に見られます。高所恐怖症の方はご注意を。
29階にはガラス張りの床面が設けられていて下が見えるようになっています(2022年9月1日撮影)

29階にはガラス張りの床面が設けられていて下が見えるようになっています(2022年9月1日撮影)

 

夜は展望フロア30階が「メディアアートギャラリー」に一新

夜は30階がメディアアートギャラリーに。夜景とともに映像作品が楽しめます(2022年9月1日撮影)

夜は30階がメディアアートギャラリーに。夜景とともに映像作品が楽しめます(2022年9月1日撮影)

夜は、30階の展望フロアが「メディアアートギャラリー」に生まれ変わります。ガラスに光と映像を駆使したメディアアーティストの作品を投影、横浜の夜景とアート作品を重ね合わせて楽しめます。
リニューアルオープン日の夜は雨天でしたが夜景がひときわ美しく見えました(2022年9月1日撮影)

リニューアルオープン日の夜は雨天でしたが夜景がひときわ美しく見えました(2022年9月1日撮影)

 

展望フロアはデイチケット、ナイトチケットの2種類

デイチケットでの入場は17:30まで(2022年9月1日撮影)

デイチケットでの入場は17:30まで(2022年9月1日撮影)

展望フロアは日中と夜間は入れ替え制となり、「デイチケット(10:00~18:00)」「ナイトチケット(18:00~22:00)」の2種類の入場券があります。デイチケットは17:30まで入場でき17:55まで滞在可。ナイトチケットは18:00以降に入場でき閉館まで滞在可。

料金は次の通り。いずれも小学生未満は無料。
デイチケット:一般(高校生以上)平日1000円、土・日・祝1200円、小・中学生平日500円、土・日・祝600円
ナイトチケット:一般(高校生以上)平日1200円、土・日・祝1400円、小・中学生700円、土・日・祝800円 ※季節により変動あり

オンラインで事前にチケットを購入すると、それぞれ100円引きになります。⇒料金について
 

1~4階はラウンジスペースやショップ、レストランがオープン

1~4階までは、ラウンジスペースやショップ、レストラン、ブライダルスペースとなっています。
カジュアルレストラン「Eggs'n Things(エッグスンシングス)」はガラス張りの吹き抜け空間が広々とした印象。テラスも利用可(2022年9月1日撮影)

カジュアルレストラン「Eggs 'n Things(エッグスンシングス)」はガラス張りの吹き抜け空間が広々とした印象。テラスも利用可(2022年9月1日撮影)

1階にはカジュアルレストラン「Eggs 'n Things(エッグスンシングス)」、ハワイアン雑貨「menehune collection(メネフネ コレクション)」、水町通り側にはバー「MIZUMACHI(ミズマチ)」がオープン。

・「Eggs 'n Things」はスターホテル横浜の店舗が復活
Eggs'n Things(エッグスンシングス)の看板メニュー「パンケーキとホイップクリーム」ストロベリー、ホイップクリームとマカデミアナッツ(税込1380円)とコナコーヒーブレンド(税込540円)(2022年9月1日撮影)

Eggs 'n Things(エッグスンシングス)の看板メニュー「パンケーキとホイップクリーム」ストロベリー、ホイップクリームとマカデミアナッツ(税込1380円)とコナコーヒーブレンド(税込540円)(2022年9月1日撮影)

エッグスンシングスは、近隣のスターホテル横浜(2020年閉館)にあった店舗が復活した形となります。ホイップ山盛りのハワイアンパンケーキをはじめ、エグスンベネディクト、オムレツなどローカルハワイアンメニューを終日提供します。

・神田で人気のハワイアン雑貨店のブランド
東京・神田で人気のハワイアン雑貨店のブランド「menehune collection」が横浜初出店(2022年9月1日撮影)

東京・神田で人気のハワイアン雑貨店のブランド「menehune collection」が横浜初出店(2022年9月1日撮影)

メネフネ コレクションは、東京・神田で人気のハワイアン雑貨店のブランド。上質なファッションアイテムやジュエリーのほか、フードスタンドを併設しています。ハワイで人気のチーズティーやマナプア(ハワイ風肉まん、スイーツまん)、マラサダなどのハワイアンフードがテイクアウトで楽しめます。
ハワイアンフードを提供するスタンドを併設(2022年9月1日撮影)

ハワイアンフードを提供するスタンドを併設(2022年9月1日撮影)


・横浜の魅力を発見
2階は、ショップ&ラウンジスペース。ふと立ち寄ると横浜の魅力を発見できる空間となっています。
2階はショップ&ラウンジスペースとなっています。誰でも利用可(2022年9月1日撮影)

2階はショップ&ラウンジスペースとなっています。誰でも利用可(2022年9月1日撮影)

「横浜 旅のライブラリー & コミュニティラウンジ」では、横浜にゆかりのある本や写真集、CDまでを一堂に取り揃えたライブラリー、グランドピアノやセレクト家具の設置、アート作品を展示しています。横浜市内を中心に街をガイドする団体「シティガイド協会」による観光案内所も併設(火曜~日曜、祝祭日 12:00~17:00)。
魅力的な横浜土産が並ぶ「マリンタワーショップ」(2022年9月1日撮影)

「マリンタワーショップ」ではマリンタワーオリジナルグッズやヨコハマ・グッズ「横濱001」の商品を取り揃えています(10:00~19:00)(2022年9月1日撮影)

ありあけ「横浜マリンタワーリニューアル記念ハーバー」(3個入、税込648円)※数量限定販売(2022年9月1日撮影)

ありあけ「横浜マリンタワーリニューアル記念ハーバー」(3個入、税込648円)※数量限定販売(2022年9月1日撮影)


・テラス付きパーティ会場も
3階はブライダル空間「THE HOUSE yokohama marine tower Wedding」。テラス付きパーティ会場となっています。

・「new-tro」をテーマとしたオリジナルイタリアン
ニュートロ・イタリアンを提供するレストラン「THE TERRACE yokohama marine tower」(2022年9月1日撮影)

ニュートロ・イタリアンを提供するレストラン「THE TERRACE yokohama marine tower」(2022年9月1日撮影)

4階はレストラン「THE TERRACE yokohama marine tower」。新しい文化と古き良きものの融合「new-tro」をテーマとした、オリジナルのイタリアンベースの料理を提供します。

新たな魅力が加わった、横浜マリンタワー。久しぶりに訪れてみては。

「横浜マリンタワー」情報
住所:横浜市中区山下町14-1
営業時間:デイチケット入場時間10:00~18:00(最終入場17:30)、ナイトチケット入場時間18:00~22:00(最終入場21:30)
定休日:なし
入館料:デイチケット:一般(高校生以上)平日1000円、土・日・祝1200円、小・中学生平日500円、土・日・祝600円
ナイトチケット:一般(高校生以上)平日1200円、土・日・祝1400円、小・中学生700円、土・日・祝800円 ※季節により変動あり、いずれも小学生未満は無料
※オンラインで事前にチケットを購入すると、それぞれ100円引きになります。⇒料金について
交通・アクセス:みなとみらい線 元町中華街駅 から徒歩約1分
URL:https://www.marinetower.yokohama/

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