ダイソー「ヤモリグリップ」110円は、さまざまな活用ができると話題です
浮かせる収納、耐震対策もOK！ 100均の人気者「ヤモリグリップ」をご紹介します。その実力とは？
ダイソーにある強粘着のテープ「ヤモリグリップ」が話題になっています。少し厚みのある透明なゲル状のテープですが、一体どんな使い方ができるのでしょうか？
好きな長さにカットしたら、フィルムを剥がして貼るだけ
切るときにハサミにくっつくので、一気にカットするのがオススメです
ヤモリグリップが発売される前から粘着ジェルテープの活用法は話題になっていましたが、値段が高かったので気軽に購入できるイメージではありませんでした。
けれども100均で山田化学株式会社の「ヤモリグリップ」が販売されてから、一気に身近な存在になった印象があります。それにしても印象的な商品名ですよね。おそらくヤモリが垂直な壁でもピッタリくっつくことができる原理を応用したというのが、命名の理由ではないかと推測します。
ガラスやタイルなどつるつるした面への接着が最適
接着に適する素材、適さない素材をチェックしておきましょう
接着に適した素材は、ガラス、タイル、大理石、金属、木材など。表面がなめらかで毛羽立ちがないものに適しています。逆に適さない素材は、布、壁紙、紙類、凹凸のある素材など。通常の両面テープのような接着剤が付いているわけではないので、素材に密着しづらいものは適さないようです。
ちなみに製品サイズは幅2cm×厚み2mm×長さ1m、5cmくらいにカットして使う場合は、20カットくらい使える計算になります。使用する前は、貼る場所の水分、油分、ゴミ等をキレイにしてから貼るようにしましょう。
水まわりの浮かせる収納に
ハンドソープは、浮かせることで掃除が劇的にラクになります
雑菌が繁殖しやすい水まわりでは、衛生的にもなるべく浮かせて使いたいですよね。ヤモリグリップは、つるつるした素材の洗面台でも大活躍してくれます。
一番のオススメは“浮かせるハンドソープ”。カーブがある容器や重たすぎるものには不向きですが、写真のようなコンパクトで角ばった容器のハンドソープは洗面台に貼り付けることができます。
浮かせることで洗面台の掃除が簡単＆本体の底面のヌメりの心配も不要に
4～5cmほどのカットを2つ貼り、ギュッと押すように壁面にくっつけるだけ。剥がすときは少し強めにひっぱれば、糊跡も付かずにキレイに剥がすことができます。
衛生面以外のメリットといえば掃除の簡単さ。容器を持ち上げて拭いたり、底面のヌメりを掃除する手間がなくなるのは、毎日の掃除のストレス軽減になります。
落下が心配なインテリアに
落下が心配な花瓶や植木鉢は、底にヤモリグリップを貼っておくと安心です
ガラス製のインテリアは素敵ですが、落下を心配して希望する場所に飾れなかったりしませんか？ そんなときでも、ヤモリグリップが大活躍。底面にテープを貼るだけで、簡単に落下することはなくなります。
フィギュアなどの小さな置物にも
少しの振動で倒れがちなフィギュアの足裏に貼っておくと、振動の度に直す手間が省けます
絶妙なバランスで立っているフィギュアは、ケースに入れておいてもかすかな振動で倒れてしまうことがあります。倒れたフィギュアを直すのは地味にストレスだったりしませんか？
そこで「ヤモリグリップ」を小さく切ってフィギュアの底面に貼っておくと、倒れる頻度がぐっと減ると思います。テープが透明なので、見えづらいという点も嬉しいですね。
地震時の転倒防止として
地震によるパソコンの転倒を防ぐために、底に2～3カット貼っておくのもいいですね
家電の地震での転倒防止対策として、「ヤモリグリップ」を耐震ジェルマット代わりに使うこともできます。大きくて重すぎるものには不向きですが、小さめの家電の転倒防止として、いくつか貼り付けておくのは有効だと思います。
剥がした後は、水洗いすれば粘着力が回復
水洗いをすれば粘着力が回復して再利用できるのも嬉しい
一度剥がしてしまったジェルテープでも、水洗いをして表面の汚れをしっかり落とせば、また粘着力が回復します。何度も使ってテープ自体がヨレたり伸びてしまった場合は難しいかもしれませんが、それでも何度も使えるのはエコにつながりますね。
仲間も増えてさらに多用途に！
ちなみに以前は強粘着の「ヤモリグリップ」だけの発売でしたが、現在は仲間が増えて、弱粘着の「カエルグリップ」と超強粘着の「クロコダイルグリップ」が発売されています。「カエルグリップ」はメモの仮止めなど比較的弱いテープで、「クロコダイルグリップ」は屋外でも使えるかなり強力なテープになっています。それぞれの用途に合わせて使い分けて、ゲルテープを活用してみてくださいね。
DATA
100均┃ヤモリグリップ
