仕事や家事……常にやるべきことに追われているあなたへ。
1:「体が資本である」と理解すること
体力の限界まで忙しくしてしまう人ほど、「体が資本であること」を忘れがちです。健康でいることは、当たり前のことではありません。とても恵まれていることなのです。体を壊してしまっては、今まで通りに日常を過ごせなくなることはもちろんのこと、ご飯だっておいしくなくなるし、何をしていても楽しめなくなってしまいます。つまり、幸せではいられなくなるのです。
私たちはただ働くために生きているわけではありません。幸せになるために生きています。そして、幸せでいるためには、健康であることが必要不可欠です。
病気になってしまったら、体がつらいだけでなく、病院に通う時間とお金が必要になります。今まで一生懸命働いたお金が、治療費になってしまうことだってあるのです。私たちは治療費を払うために働いているわけではないですよね?
そう思うのであれば、まずは「自分が健康であり続けるためには、どうしたらいいのか」をきちんと考えて、日々を過ごしたほうがいいでしょう。
2:機嫌よくしていること
どんなに仕事や家事を完璧にできたところで、日頃からイライラしていたら、周りの人はあなたに対していい印象は持たないでしょう。同じ空間でイライラしている人がいると、他の人にも伝染します。それは思いのほか、周りの人を不愉快な思いにさせてしまうものです。そんな迷惑な人にならないためにも、日頃から自分で自分の機嫌をとることを大切にし、イライラしたときは、少し休むようにしましょう。心を落ち着かせてから作業をしたほうが、イライラしながらするよりも、効率がいいことも多いですしね。
たとえば、家庭と仕事を両立している母親の場合、たとえ家事が完璧でなくても、子どもにとっては、お母さんがニコニコしているほうがうれしいものです。自己犠牲精神を持って、イライラしながら家事をやっていては、たとえ部屋が片付いていたのだとしても、家族は幸せな気持ちにはなりません。「自分や家族の幸せのために生きたい」と思うのであれば、多少部屋が散らかっていても休憩したほうがいい場合もあるし、家族と楽しく過ごしたほうがいいのです。
忙しい人ほど、視野が狭くなり、周りの人の状況がよく見えなくなってしまうことも。周りが見えなくなると、人間関係の不和が起こりやすくなります。できるだけ心に余裕を持ち、周りの人の状況がよく見られる状態でいること、そして、人の話を聞くことができる状態でいることは大切です。
3:「できなかったこと」より、「できたこと」に目を向けること
忙しく働いている人の中には、「今日もやりたいことができなかった」と嘆いている人が少なくありません。そういう人ほど、ハードルの高い理想を自分自身に押し付けているものです。自己の能力や体力を過信して、あれも、これも、と色々なことを手を伸ばすと、いつかパンクします。「できなかったこと」よりも「できたこと」に目を向け、日頃から「がんばったね」と自分を労えるようになったほうがいいのです。
自分ががんばっていることを、一番に認めるべきなのは「自分自身」です。あなたはいつもがんばっています。一生懸命生きています。だから、自分のことをきちんと認め、受け止めてあげましょう。
そしてなによりも、「幸せのために」生きるようにしましょう。そうしたら、おのずとがんばり過ぎないで、もっと自分を大切にできるようになるものですよ。