節約

ペットボトルに残った輪っか、剝がしづらいラベル……面倒な「ゴミの分別」をラクにする時短テクニック

ゴミを捨てるとき、ペットボトルのキャップ部分に残った輪っかや、容器やペットボトルに付いたシールやラベルをどうしていますか? All Aboutが実施した「ゴミの分別についてのお悩み」に多く寄せられたお悩みと、その解決法を紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

ペットボトル

家事の中でゴミの分別にかかわるお悩みも多い

環境のためにもしっかりと行いたい「ゴミの分別」。でも手間や時間がかかってしまい、正直面倒という人もいるのではないでしょうか?

今回は、All Aboutが実施した「ゴミの分別についてのお悩み」調査に多く寄せられた回答をもとに、あるあるな分別の困りごとと、それらを解消する方法をご紹介します。
 

お悩み1. ペットボトルのキャップ部分に残った輪っか

たくさん挙がっていたのが、ペットボトルのキャップを外したあとに残っているリングや、瓶の上部に付いているプラスチック製の注ぎ口を取り外すのが大変という声。

自治体によっては、容器を洗っていればリングは残っていてもいいというところもありますが、外せるものであれば外したほうがよいでしょう。しかし、カットしづらい上、そこそこ力も必要です。

でも大丈夫。このお悩みは、100円ショップで売っている「分別バサミ」で解決できます。輪っか部分をカットしやすく、またカットしたあとのリングをひっかけて取り外しやすくもなっている分別バサミ。注ぎ口のキャップ外しができるタイプもあるので、ご家庭の用途に合うものを見つけてくださいね。
100円ショップに売っている「分別ばさみ」

100円ショップに売っている「分別ばさみ」が便利

 

お悩み2. 容器やペットボトルに付いたシールやラベル

プラスチックの容器に付いたシールや瓶についたラベルを剥がすのに手間がかかるというお悩みもありました。中には粘着力が高く、剥がしづらいものもありますよね。

そんなときは、ドライヤーでシールを少し熱しましょう。粘着力が弱まり、きれいに剥がすことができます。

また、あえてラベルレスの商品を選ぶのも一つの手。卵の容器の中にはシールが貼られておらず容器の中に商品名が書かれた紙が入っているものもありますし、最近では環境を意識したラベルレスのペットボトルも増えてきています。販売している店舗が近くにあれば、そうしたものを積極的に利用してもいいかもしれません。
ラベルレスのボトル

ラベルレスのボトルは環境にやさしい上、分別の手間も短縮できる

 

お悩み3. 容器に付いた汚れや臭い

マヨネーズやケチャップの容器、瓶、缶、牛乳パック、納豆のパックなど、容器の中が洗いづらいものもあります。普段使っている食器洗い用のスポンジを使ったりすると、スポンジがベタベタになってしまいかねませんよね。

調味料などの汚れには、キッチンペーパーがおすすめです。何も新しいキッチンペーパーを使う必要はありません。ほかの用途で使ったものを捨てる前に容器の内側を拭き取るだけで、あとの処理がグッとラクになります。

また自治体が認めていれば、使い終わったケチャップやマヨネーズの容器は上下半分にカットしてから汚れを落とすと時短になります。
 

お悩み4. スプレータイプの缶のガス抜き

ガス缶も自治体によって収集方法が違いますが、ガスを完全に抜いて、缶に穴を開けてからではないと捨てられない地域もあります。穴開けをする際は、100円ショップで売っているガス缶用穴あけグッズを使うと便利です。
100円グッズ ガス抜きはさみ

ガス缶用穴あけグッズを使えば、ガス缶の穴あけもラクに

ガス缶を最後まで使い切り穴を開けるというのは、けっこう手間のかかる作業です。それであれば、はじめからガス缶のものは買わないようにするのも家事をラクにする一つの手。

同じ用途のものでもガス缶ではなく、ガスを使わないスプレーのものもありますし、クリームタイプや液体タイプのものもあるでしょう。スプレーのほうが均一かつ高範囲に広げることができるのが利点ですが、その利点とガス缶の処分のどちらを手間に感じるかは人によって違うでしょう。一考してみることをおすすめします。
 

お悩み5. 食品用トレーの汚れ

肉や魚などの入っていた食品トレーを熱湯消毒するのが面倒だという声もありました。

衛生面をどこまで気にするのかは個人の感覚や判断によるものなので、要・不要にはっきりとした基準はありませんが、もしも熱湯消毒するのが手間と感じているようであれば、シンクにトレー洗い専用のスポンジを1つ用意してみてはいかがでしょうか。
 

ゴミの分別を考えたモノ選びをしてみて

筆者も正直なところ、ゴミの分別には時間をかけたくないという気持ちがあります。「マイボトル」という単語が使われはじめるよりも前から水筒を使い、家でも水出しのお茶を作って冷水ポットに入れていますが、これはすべてペットボトルの分別処理をしたくないといった理由からです。

何かを購入するときに、ゴミの分別を考えて選ぶ習慣がつくと、少しずつ分別の手間を減らしていくことができます。ぜひお試しください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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