節約

洗濯物の干し忘れで異臭、ゲリラ豪雨でビショ濡れ…「夏の洗濯」で起きがちな失敗、その解決策は?

一年中やる家事ですが、夏ならではの失敗というものもあります。今回はAll About編集部が実施したアンケート「夏の洗濯で起きた失敗」に寄せられたエピソードについて解決方法をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

季節にかかわらず一年中やらなければならない洗濯ですが、夏ならではの失敗というものもあります。今回はAll About編集部が実施したアンケート「夏の洗濯で起きた失敗」に寄せられたエピソードをもとに、家事アドバイザーの筆者が夏の洗濯のポイントをご紹介します。
 

失敗1:洗ってすぐに干さなかったため“強烈な臭い”が発生!

《寄せられた失敗談》
・洗濯をしながら他の作業をしていると、よく干すことを忘れてしまいます。夏だとすぐに臭いが発生してしまうため、また洗濯をする事態になることが多いです。
・夏場、洗濯機に洗濯物を入れっぱなしにしてしまい、一週間後に見つけたときには、悪臭だけでなく服の色移りもしていてそのまま捨てるはめに。

洗濯物の臭いは、衣類が長時間湿っていることにより、臭いの原因菌であるモラクセラ菌が繁殖したことによるものと思われます。洗濯前のものでも夏場は汗をかいているため、洗濯機に入れっぱなしにしておくと菌が繁殖してしまいます。

まず、脱いだ衣類は通気性のよいカゴなどに入れるようにしましょう。また汗をかいたり雨に濡れたりした衣類は、その日に洗濯しないのであれば、ハンガーなどに干して洗濯の日まで乾燥させておくようにしましょう。
汗をかいた衣類は洗濯の日までも干しておく

汗をかいた衣類は洗濯の日まで干しておく

また洗濯は脱水が終わったらとにかくすぐに干すことが重要。そのためにも、脱水の終わりを意識しなければなりません。洗濯終わりのアラームに気づきにくいようであれば、スマートフォンのアラームやキッチンタイマーなどを使い、終わる時間をセットして持ち歩いておきましょう。
 

失敗2:快晴の中、洗濯物を干していたら衣類が「日焼け」……

《寄せられた失敗談》
・汗をかくので洗濯の頻度も多くなり、外干しすると、黒っぽい服などが日焼けして紫色っぽく変色してしまいます。
・朝から快晴で洗濯物をベランダに干していたのですが、気温が上昇しすぎてポロシャツが変色してしまいました。

紫外線が強い夏。人間だけでなく、洗濯物も日焼けしてしまいます。まずは大前提として、洗濯物は“裏返して”干すようにしましょう。ポケットがついている衣類ならば、日焼けを避けられるだけでなく早く乾くようにもなります。

紫外線が強い時期は、やはり「日陰干し」が理想的です。ベランダの向きの関係などで難しいようであれば、市販の洗濯物保護カバーを使ったり、最近はUVカット機能がついたレースのカーテンもありますので一枚洗濯物用に買ってカバー代わりにするのもおすすめです。

洗濯物の日焼けを避けるために夜間に干すという方もいますが、夜間は日中に比べて乾きづらく長時間衣類が湿った状態になってしまうため、臭いのもとにもなりかねません。また防犯上の意味でもあまりおすすめできません。
 

失敗3:せっかく干した洗濯物や布団が「ゲリラ豪雨」でビショ濡れに

《寄せられた失敗談》
・天気がよく、テレビでも一日中晴れだといわれていたので、外干ししてそのまま1時間ほど外出したら、雨が降って洗濯物が濡れてしまった。
・布団を干して買い物に出掛けたら、ゲリラ豪雨でビショビショになってしまった。

天気予報では一日中晴れとなっていた日でも、突然やってくる「ゲリラ豪雨」。せっかく乾いていた洗濯物もビショ濡れになってしまうため、何としても避けたいところです。

まず一日中外出するような日であれば、できれば洗濯物を干すのはやめておいたほうが無難でしょう。とくに布団のように濡れてしまったら簡単には乾かすことができないものは、在宅の日に干すことをおすすめします。

買い物など1時間程度の外出であれば、家を出る前にスマートフォンのお天気アプリにある「雨雲レーダー」をチェックしてみましょう。1時間後ならば、かなりの精度で天気がわかり、ゲリラ豪雨を避けることができます。
 

失敗4:布団を干さないでいたら床にカビ

布団干し

布団は定期的に干したほうがいい

《寄せられた失敗談》
・布団を干さずにいたら、床にカビが生えました。

人間は寝ている間にコップ1杯の汗をかくともいわれています。布団を干さずにいると湿気が床に移りカビが生えてしまうため、頻繁に干して乾燥させた状態にしておきましょう。外干しできないようであれば、室内で椅子などにかけておくだけでも効果があります。 また市販されている布団の下に使うサイズの「すのこ」を利用すると、通気性がよくなるのでおすすめです。

床にカビが生えたということは、布団にもカビが生えています。クリーニングに出すか、敷布団が洗える大型のコインランドリーなど利用して布団を清潔な状態にしましょう。

既に床に生えてしまったカビは、フローリング用の洗剤などを使ってよく拭き取り乾燥させます。浴室用のカビとり剤など塩素系の洗剤を使うと、フローリングの塗装が剥げてしまうので絶対に避けましょう。

またカビは根が生えていることもあるため、一度発生してしまった場所には布団は敷かないのが理想的です。どうしてもその場所しかない場合は、すのこを使ったほうがいいでしょう。

ポイントさえ押さえれば、夏の家事の失敗も避けられますのでぜひ覚えておいてください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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