人間関係

人間関係は「浅く広く」「狭く深く」なら、結局どっちのほうがいいの?

浅く広い人間関係を好む人もいれば、狭く深い関係を望む人もいます。それぞれの関係性が持つメリット、デメリットはなんでしょうか。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

人間関係は浅く広く?狭く深く?

人間関係は浅く広く? 狭く深く?

浅く広い人間関係を好む人もいれば、狭く深い関係を望む人もいます。でも、どちらのほうがいいのかというと、それはケースバイケースです。「浅く広い関係」「狭く深い関係」のそれぞれが持つメリット、デメリットはなんでしょうか。
 

「浅く広い関係」のメリットは、付き合う幅やチャンスが増えること

知人に近い“浅い付き合いの友達”であっても、いたほうが楽しいことは増えます。遊びのお誘いをもらうのはうれしいことですしね。

たとえばママ友は、浅い関係になることが多いですが、なにか学校(保育園)の行事があるときにママ友がいると、子どもだけでなく自分も楽しめますし、情報交換し合うことで助かることもあるでしょう。
 
ビジネスにおいては、人脈が広いほうがうまくいきやすくなることが多いもの。また、色々な業界の人と接し、話を聞くことで、自分の価値観や見識が広がることもあるでしょう。
 

「浅く広い関係」のデメリットは、あっさり縁が切れる可能性もあること

浅く広い人間関係は、お互いに相手を「人として好き」というよりは、「付き合っているとそれなりにメリットがあるかもしれないから」という程度の間柄であることが少なくありません。

だから、職業や環境が変わると、「今まであんなに仲良くしていたのは何だったんだろう?」と思うくらいにあっさり縁が切れてしまうこともあります。

なにか困ったことがあったときは、助けてくれるどころか、スッと距離を空けられてしまう場合もあるでしょう。
 

「狭く深い関係」のメリットは、心を通わせる関係性を築けること

「狭く深い関係」と言えば、いわゆる、親友と呼べる関係性のことでしょう。お互いに相手のことを理解し、困ったときは助け合う、心強い存在です。人生においてそこまで心から信頼できる人がいるのは、幸せなことであり、財産だといえるでしょう。
 

「狭く深い関係」のデメリットは、近い距離感ゆえの問題が起きること

深い関係の相手の場合は、お互いに信頼し合っているので、自分が困っているときには助けてくれる可能性が高い分、相手がトラブルに巻き込まれたときには、自分も助ける必要が出てきます。とはいえ、本当に大切な相手であれば、頼まれなくても助けたくなるものでしょう。
 
また、深く心を通わせる相手であればあるほど、距離を誤ってしまい、近づきすぎてしまうとトラブルになりかねません。お互いが精神的に未熟なときは、相手をライバル視したり、嫉妬して足を引っ張り合ったりしてしまう恐れもあります。

さらにお互いのことを深く知っている分、弱点を分かっているので、けんかになったときは、大きなダメージを受けることがあるでしょう。
 

浅く広い人間関係、狭く深い関係、どっちも大切!

結局、「浅く広い関係」「狭く深い関係」は“どちらのほうが良い”というわけではなく、浅い付き合いの人も、深い付き合いの人も、両方いたほうが人生をより豊かに楽しむことができます。
 
ただし、簡単に深い関係の友達ができるわけではありません。親友同士になると、ある意味、「人として惚れ合う」ところがあるので、いくら自分のほうが相手と深く付き合いたくても、相手がそこまでの魅力を自分に感じてくれなければ、難しいでしょう。だから、浅い付き合いになるのか、深い関係になるのかは、お互いの相性次第なところもあるので、意識してどうこうできるものではないのです。
 
さらに深く付き合っている相手であっても、お互いの環境が変わることで、会う時間が取りにくくなってくることもあります。そのときは、心はつながっていても、関わり合いは浅くなってしまうこともあるでしょう。
 
出会ったときには、深い関係、浅い関係のどっちになるのかは分かりませんが、少なくとも、出会った人には誠実にいい交流ができるように心がけていきたいものですね。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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