ドン・キホーテが2021年12月に発売した「チューナーレススマートテレビ」が話題になっています。さまざまなVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを利用できる「Android TV」を搭載することで、地デジや4K放送などのチューナーを搭載していなくてもさまざまなネット動画を楽しめるのが魅力のテレビですが、どのような人に向いているのでしょうか。

メリット/デメリットも含め、チューナーレススマートテレビの特徴を解説します。
ドン・キホーテが販売する「42V型AndroidTV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」

ドン・キホーテが販売する「42V型AndroidTV機能搭載フルHDチューナーレススマートテレビ」

 

チューナーレス スマートテレビのメリット/デメリット

チューナーレス スマートテレビのメリット、デメリットは以下のような感じです。

●チューナーレス スマートテレビのメリット
・YouTubeやNetflixなどのネット動画を気軽に楽しめる
・チューナー搭載テレビよりも割安(が期待できる)

●チューナーレス スマートテレビのデメリット
・テレビ放送を視聴・録画できない

次の項で詳しく紹介していきましょう。
 

「手軽にネット動画を楽しめる」のがチューナーレス スマートテレビの魅力

●YouTubeやNetflixなどのネット動画を気軽に楽しめる
やはり最大の魅力はAndroid TVを搭載していることにあります。動画共有サービスのYouTubeはもちろんのこと、NetflixやHulu、Amazonプライムビデオ、Disney+、DAZN(ダゾーン)などのサブスクリプション(月額支払い)型動画配信サービスをリモコン一つで手軽に視聴できます。

無料で視聴できるサービスはYouTubeのほか、AbemaTV、民放(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)の番組を視聴できる「TVer」などがあります。YouTubeやサブスクリプション型VODサービスを楽しみつつ、話題になったテレビ番組だけTVerで視聴する、といった使い方ができます。

●チューナー搭載テレビよりも割安(が期待できる)
チューナーレス スマートテレビは今のところ決して主流ではないので、製品数は多くありません。そのため、「チューナー搭載テレビより確実に安い」とは言い切れません。しかし地上・BS・110度CSチューナーや4Kチューナーなどを内蔵するテレビに比べてチューナーのコストが削減できるため、割安に購入できる期待が持てます。

もし店頭などで見かけたら、同じサイズのチューナー搭載テレビなどと比較してみるといいと思います。
 

「テレビ放送の視聴・録画ができない」のがチューナーレス スマートテレビのデメリット

●テレビ放送を視聴・録画できない
テレビチューナーを搭載していないため、当然テレビ放送の視聴や録画は一切できません。先ほど紹介したように、「TVer」サービスによる民放番組の見逃し視聴はできるものの、「大画面でいつでも好きなテレビ番組を見たい、録画したい」という人には向いていません。
 

チューナーレス スマートテレビはどんな人に向く?

では、チューナーレス スマートテレビはどんな人に向くのでしょうか。

●YouTubeやNetflixなどのVODさえあればテレビ番組は見なくていいという人
先ほども紹介したとおり、「ネット動画さえ見られればいい」という人がメインのターゲットになると思います。

●テレビアンテナ端子のない部屋で動画を楽しみたいという人
家によっては、テレビアンテナ端子が設置されていない部屋もあります。ほかの部屋のアンテナ端子から分岐してケーブルをはわせるという手もありますが、よりスマートに動画コンテンツを楽しみたいという人には、そもそも視聴できないテレビチューナー非搭載のチューナーレス スマートテレビはおすすめです。

●レコーダーで録画した番組を視聴するだけなのでチューナー不要という人
BD(Blu-ray Disc)レコーダーにはチューナーが最低でも1つ、多い場合は3つ以上搭載されています。そのため、チューナーレス スマートテレビやパソコン向け液晶ディスプレイなどをBDレコーダーとHDMIケーブルで接続するだけで、テレビ放送や録画番組の視聴が手軽にできます。

BDレコーダーが動画視聴サービスに対応していないのであれば、チューナーレス スマートテレビと組み合わせることで「テレビ放送の視聴・録画」から「ネット動画の視聴」まで手軽にできるようになります。
 

【上級者向け】“ネット視聴”対応レコーダーがあれば離れた部屋でもテレビ視聴可能

これは上級者向けになってしまいますが、「DTCP-IP」という規格に対応するBDレコーダーを持っている人なら、離れた部屋からWi-Fi経由でBDレコーダーにアクセスしてテレビ放送を視聴したり、録画番組を視聴したりできます。

DTCP-IPというと分かりにくいですが、主要メーカーはそれぞれ以下のような名称でこの機能を提供しています。

・パナソニック「おうちジャンプリンク」
・ソニー「ソニールームリンク」
・シャープ「ホームネットワーク」
・東芝「レグザリンク・シェア」


事前にネットワーク接続設定などが必要になりますが、アンテナ端子のない部屋でテレビ放送とスマートテレビ機能を活用したい人には、この方法が最もおすすめです。
 

“ネット動画ネイティブ”の人にはチューナーレスの選択肢も十分アリ!

ここまで紹介してきましたが、チューナーレス スマートテレビにもかなり魅力があることは十分にご理解いただけたのではないでしょうか。

最近は若い人を中心にYouTubeが人気になっており、芸能人YouTuberも増えています。YouTubeでお気に入りの登録チャンネルを楽しみつつ、話題になった番組だけTVerで見逃し視聴すればいい、と割り切るのであれば、チューナーは決して必須のものではないと思います。

ちなみに、FUNAIからAmazonの「Fire TV」を搭載する4Kスマートテレビ(地上・BS・110度CS、4Kチューナー内蔵)も登場しました。スマートテレビというとAndroid TV搭載が中心でしたが、新たにAmazonのFire TVも登場し、選択肢が増えてきました。今後Fire TV搭載チューナーレス スマートテレビが登場する可能性も大いにあります。

これからテレビを新たに購入する、もしくは買い替える予定がある方は、「チューナーレス」の選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
 

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