夫婦間の性格の違い・考え方の違い……円満でいることは可能?
パートナーとの性格が違いすぎて、ぶつかることばかり……。性格が違うことの悪い面ではなく、良い面にもっと目を向けてみましょう
たとえば、ハキハキしたタイプとおっとりしたタイプの2人の場合、一方は「なぜ、もっと自己主張しないの?」と感じ、もう一方は「なぜ、そんなにズバズバとものを言うの?」と感じることもあるかもしれません。
しかし、カップル・夫婦は二人三脚、2人でひとつのユニットを組むパートナーです。性格が異なるからこそ互いの考え方や行動を参考にし、視野を広げていくことができるのです。
とはいえ、性格が違いすぎるパートナーとの生活は、どうしてもストレスが溜まってしまうもの。そのストレスをどう解消し、仲良く楽しく生活していけるのか、おすすめしたいコツを3つお伝えします。
性格が違うパートナーと仲良く生活するための3つのコツ
1. 「なぜこうしないの?」と考えず、ありのままの性格を認める性格の異なるパートナーには「なぜそう考えるの?」「なぜそうやるの?」といった疑問が浮かんでくるものです。その思いは、相手の考え方や行動パターンを理解するためにも必要なことですが、自分の価値観だけで「あなたの考え方はおかしい」「どうしてこうしないのだろう」などと考えないようにしましょう。
愛し合って結ばれたカップル・夫婦でも、性格は人それぞれに違います。性格は生まれつきの気質をベースにし、幼少期からの長い経験で形成された「その人らしさ」なのです。だからこそ、ありのままのパートナーの性格をまずはまるごと認めること。これがパートナーシップの基本です。
2. パートナーの性格の良い面を10個書き出してみる
たとえパートナーでも、人の性格を変えるのは困難です。相手を変えることにエネルギーを注ぐより、その性格の良い面を見出した方が何倍もメリットがあります。
たとえば、気弱な夫に「もっと強くなって」「積極的になって」と期待するより、気弱さの良い面にしっかり目を向けましょう。できれば、その性格の良い面を10個ほど挙げてみてください。
「やさしい、おだやか、親切、話を聞いてくれる、我慢強い、不平を言わない、慎重、安定している、弱い者の味方、危険を冒さない」……などなど、書き出せばたくさん浮かんでくるのではないでしょうか。たとえ、性格の悪い側面しか感じられなかった人でも、言葉として書き出せば、意外な良い面を発掘できると思います。
3. パートナーの性格が「2人の生活に活かされていること」を見出す
性格の異なるパートナーと一緒にいると、失望させられること、迷惑をかけられることにばかりとらわれがちです。ですが、その欠点としか思えない性格が2人の生活に活かされていることも、たくさんあるはずなのです。ぜひ、そこにじっくり目を向けましょう。
たとえば、いつもキチンとしていたい妻は、だらしなさが目立つ夫にイライラさせられることは多いかもしれません。ですが、だらしなさは、よく言えば大らかさです。夫の大らかさが2人の生活に活かされている点については、ほとんど目を向けていないのではないでしょうか?
「もっと自分をゆるめて、楽に生きてもいいんじゃない?」と夫は身をもって妻に教えてくれているのかもしれません。あるいは、夫のだらしなさが妻の機転や家事スキルを向上させ、特技の伸ばすきっかけを与えてくれているのかもしれません。
このように考えれば、性格の異なるカップル・夫婦だからこそ一緒にいる意味がある、と考えることもできるのではないでしょうか。
性格が違う者同士が暮らすメリットは? 互いに学び、成長していける!
上記でお伝えしたように、夫婦は性格が異なることによって、互いに学び合い、個性を活かしながら互いを成長させているのです。だからこそ、パートナーの欠点にばかり目を向けず、その性格によって自分がどんな恩恵を受け、どのくらい成長しているのか、じっくり振り返ってみることをおすすめしたいと思います。