老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、夫が69歳まで年金を繰り下げることについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:夫は69歳まで年金を繰り下げ受給してもいいでしょうか?

「夫は65歳で完全に退職予定で、収入ゼロになります。妻の私は59歳、会社員で年収1300万円。1人の年収で生活できるため、夫は69歳まで年金の繰り下げ受給を考えていますが、可能でしょうか」(匿名希望)
 
妻は高収入なので、夫の年金を繰下げようと思います

妻は高収入なので、夫の年金を繰り下げようと思います

 

A:これからの生活の仕方によるかと思います

老後にかかる生活費は、家庭によって違います。夫が65歳になった後の夫婦の生活費を考えてみましょう。収入から支出を引いて、毎月の収支が赤字にならないようであれば、夫の年金は繰り下げ受給をしてもいいのではないでしょうか。これからの生活の仕方によるということです。

妻は59歳で現在の収入が1300万円とのことですが、退職年齢には注意してください。妻の収入や貯金、退職金などをあわせて、4年後の夫の年金受給開始まで、家計収支が問題ないのであれば、繰り下げ受給を検討してもいいと思います。

年収1000万円以上ある家庭は、生活費に余裕があるため、外食費や交際費、娯楽費、旅行費用などが高額になることが多いので、生活のダウンサイジングは行ってください。

老齢年金を1カ月繰り下げると0.7%増えますので、4年間(48カ月)年金を繰り下げすると、69歳の受け取り時には、33.6%(0.7%×48カ月)増額した年金が受け取れます。

夫が年金を繰り下げて、生涯にわたりもらえる年金額を増やすことができれば、老後の心配が軽減できることになると思います。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

【関連記事をチェック!】
年金受給権は何歳から発生するの? 繰上げ・繰下げ受給をした場合の受取額とは?
年金を繰下げして受給するとき、1年ごとに年金額は見直しされるの?
75歳から年金を受給すると、本当にお得なの? 繰下げ受給のメリットとデメリット
 

【編集部からのお知らせ】
・All Aboutで「お金」について、アンケートを実施中です!
※抽選で10名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※2022/1/1~2022/1/31まで

お金のYouTubeチャンネル2周年企画を1/12から配信決定!
マネープランクリニックでおなじみの深野康彦先生への大質問会、茂木健一郎さんに聞く金持ち脳と貧乏脳の違い、林家ペー・パー子さんに聞く老後のお金など……10日間連続でお金を楽しむ動画を配信します。
予告動画を見る

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。