老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、アルバイトをしながら年金生活を送る人の備えについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:アルバイトしながら、年金生活しています。備えとして何かあるのでしょうか?

「現在65歳でアルバイトしながら年金生活です。死亡保険は解約しました。病気で働けなくなったときの備えとして、保険に入るとしたら何かあるでしょうか?」(匿名希望)
 
年金をもらいながらアルバイトする場合の保障

年金をもらいながらアルバイトしている場合の保障

 

A:民間の保険会社の保障としては就業不能保険があります

アルバイト先で社会保険(厚生年金・健康保険)に入っていれば、傷病手当金があり、療養のために仕事を休み始めた日から連続して3日間(待期期間)を除いて、4日目から支給対象となります。また、一定の障害状態になった場合、年金制度には障害年金というものがあり、現在老齢年金を受給している人は、どちらか有利なほうの年金を選ぶことができます。

民間の保険会社の備えとしては「就業不能保険」があります。病気やけがで長期間働けないときの収入減少を補てんするための保険です。通常、万が一のけがや病気が原因で、長期間働けなくなり収入が途絶えてしまうと、毎月の生活費が不足してしまいます。傷病手当金や障害年金などの公的制度には、病気やけが、障害の状態に応じて、支払い限度額や支払い期限があるので、無制限・無期限では保障されません。

社会保険に加入していなければ傷病手当金はもらえませんので、自営業者やフリーターの人は、会社員などの厚生年金加入者より、収入が減少した場合の備えについて、手厚く準備する必要があります。就業不能保険のメリットとは、けがや病気による長期的な収入減少に備えられることですが、精神疾患は対象外となることがあります。

なお、専業主婦・専業主夫、アルバイト、パート、年金生活者の人が加入できるかどうかの判断は保険会社ごとに異なります。収入の状況によって加入できない場合もありますので、各保険会社に確認してみましょう。


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監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

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