年金・老後のお金クリニック/厚生年金加入・厚生年金保険料についてのQA

過去に沖縄に住んでいたことがある場合の厚生年金の特例って?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、過去に沖縄に住んでいた人の厚生年金の特例についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

執筆者:All About 編集部

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、過去に沖縄に住んでいた人の厚生年金の特例についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:過去に沖縄に住んでいたことがあると厚生年金の特例が適用されるの?

「過去に沖縄に住んでいたことがある人に適用される厚生年金の特例とは何でしょう?」(匿名希望)
 
沖縄に住んでいたことがある人に適用される厚生年金の特例とは

沖縄に住んでいたことがある人に適用される厚生年金の特例とは

 

A:沖縄の厚生年金保険の特別措置は、現在は終了しています

昭和47年に本土に復帰する前の沖縄県は、厚生年金保険制度がなかった期間があり、本土に住んでいる人より不公平感がありました。この不公平感をなくすために、昭和44年12月31日までの期間について、保険料を納付(特別納付)することで、納付後の年金額に加算(特別加算)が行われるという、「沖縄の厚生年金保険の特別措置」が講じられました。この特例措置は、年代ごとに講じられてきましたが、最後に講じられた平成18年から講じられた特例は、平成23年3月31日をもって終了しました。

年代ごとに講じられてきた内容は以下になります。

【1】昭和47年(沖縄の本土復帰時)
年金の受給資格期間の短縮。

【2】 平成2年~平成7年(終了済)
本土復帰時に沖縄独自の厚生年金保険に加入されていた方を対象に特別納付を認める。

【3】平成7年~平成12年(終了済)
昭和45年~昭和47年の間に沖縄独自の厚生年金保険に加入していた方を対象に特別納付を認める。

【4】平成18年~平成23年         
平成7年施行の特別措置の対象期間に本土へ出向していたために対象とならなかった方を対象に特別納付を認める。
 
現在では、いずれも行われておりません。

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監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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