Q:宝くじ定期預金に預けるとどんないいことがある?
「貯金がある程度貯まったので宝くじ定期預金に預けたいと思ってます。メリットとデメリットについてお教えください。どの銀行が有利でしょうか?」(49歳・男性)A:宝くじを買わなくても、夢を託せます。受け取れる利息や入出金手数料は注意が必要です
年末が近づいてくると、宝くじに夢を託したいと思う方もいると思います。宝くじを買うのは、当せん確率も低いし無駄な出費と思う人もいるかもしれません。少しでもお金を損したくないという人は、宝くじ付き定期預金を検討してみましょう。宝くじ付き定期預金は、一定の金額を定期預金として預金することで、決まった枚数の宝くじをもらうことができます。預金保険制度の対象になりますので、元本1000万円までと金融機関の破綻日までの利息等が保護されます。
宝くじ定期預金の預入金額は、少ないところでも100万円以上、預入期間3年以上の場合がほとんどです。預入期間のうちに使う予定がないお金で始めることが重要です。地方銀行などで取り扱いがありますが、インターネット支店で預け入れができます。例をあげると次の銀行などで購入できます。預入金額ともらえる宝くじの枚数は、それぞれ違うのでよく調べて利用しましょう。
・しずぎんインターネット支店 宝くじ付き定期預金
・スルガ銀行ドリームダイレクト支店 ジャンボ宝くじ付き定期預金
・せとしんインターネット支店 宝くじ付き定期預金「ゆめ紀行」
・香川銀行セルフうどん支店 宝くじトッピング定期預金
これらの銀行の預金金利は0.002%(2021年9月現在)と同じですが、もらえる宝くじの枚数は例えばしずぎんインターネット支店は3年満期で150万円預け入れると、1年あたり15枚の宝くじと、枚数が多めといえます。
ただし宝くじ定期預金は、同じ預入期間で比較すると通常の定期預金よりも、金利が低くなることがあります。例えば、しずぎんインターネット支店の円貨定期預金金利は1年もので0.032%。同じ預入期間の金利を比較すると、受け取れる金利は少なくなります。
また、宝くじ定期を利用するうえで忘れてはならないこととして、他行あての振込手数料、入出金や解約の手数料等の金額もかかることがあるので、デメリットとなるかもしれません。利便性も考えて検討してみましょう。
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監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)