旅行需要が回復する兆し

行動制限緩和に向けた実証実験が、10月に全国10カ所程度で行われる予定が発表(2021年9月23日付)されるなど、今後、徐々に旅行需要が回復する兆しが見え始めています。

とはいえ、まだまだ新型コロナは油断できない状況にあることから、今後、多くの人が旅行先として選ぶのは、宿泊先そのものが滞在目的となりうるリゾートホテルや、3密を避けて楽しめる屋外アクティビティが充実しているような場所になると思われます。

動画提供:星野リゾート

今回紹介するのは、こうした条件にピッタリの「星野リゾート トマム」。2021年8月にリニューアルしたばかりの「雲海テラス」や、広大な敷地内にある「ファームエリア(牧場)」で生産された牛乳や乳製品を味わえるなど、大自然に囲まれたリゾートならではの楽しみが、ふんだんに用意されています。もちろん、冬になれば、多くのスキーヤーが訪れるスノーリゾートになります。
 

8月にリニューアルした「雲海テラス」

風向き、温度、湿度などの気象条件がそろったときに、ダイナミックな雲海を楽しめるのが「雲海テラス」。トマム山の標高1088メートルの場所に位置する「雲海テラス」へは、冬にはスキー場のゴンドラになる「雲海ゴンドラ」に乗車して片道約13分の旅。

「雲海テラス」は、2021年8月4日にリニューアルオープンしたばかり。これまでは1フロアだったテラスが、高さ12メートルの3階建ての展望デッキに生まれ変わり、より多くの人が間近で雲海を楽しめるようになりました。フロアが増えたことで3密を避けることもでき、コロナ対策にもつながっています。
空中にせり出した1階では、雲海を最も近くから観賞可能。2階は屋根のあるソファースペース、3階は遠方までの絶景を楽しめます(提供:星野リゾート)

空中にせり出した1階では、雲海を最も近くから観賞可能。2階は屋根のあるソファースペース、3階は遠方までの絶景を楽しめます(提供:星野リゾート)

また、リニューアルにともない、全天候型のカフェ「雲Cafe」もオープン。雲をイメージした「雲ソフト」などのスイーツを食べながら、屋内から雲海を眺められるようになりました。
「雲Cafe」で食べられる「雲ソフト」。どちらかというとジェラートに近い味わい

「雲Cafe」で食べられる「雲ソフト」。どちらかというとジェラートに近い味わい

このほか、雲の上を歩くような感覚を味わえる「Cloud Walk(クラウドウォーク)」や、バーカウンターをイメージした展望スポット「Cloud Bar(クラウドバー)」、雲をつくる「雲粒」をイメージした「Cloud Bed(クラウドベッド)」、巨大なハンモックのような展望スポット「Cloud Pool(クラウドプール)」などの展望施設もあり、さまざまな雲海の楽しみ方ができます。
「Cloud Walk(クラウドウォーク)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Walk(クラウドウォーク)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Bar(クラウドバー)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Bar(クラウドバー)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Bed(クラウドベッド)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Bed(クラウドベッド)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Pool(クラウドプール)」(提供:星野リゾート)

「Cloud Pool(クラウドプール)」(提供:星野リゾート)

「雲海テラス」は、例年5月のゴールデンウィーク明けから10月半ばまでの営業で、シーズン中の雲海発生確率は、約40%とのこと。

なお、営業時間(「雲海ゴンドラ」の運行時間)は、時期によって異なります。詳細は下記リンク先をご確認ください。

■雲海テラス
https://www.snowtomamu.jp/summer/unkai/
 

リゾナーレトマムの客室・食事は?

「星野リゾート トマム」には、コンセプトの異なる2つのホテルがあります。ひとつはファミリー利用が多く、気軽に泊まることができる「トマム ザ・タワー」。もうひとつは、すべての客室が100平方メートル以上、展望ジェットバス・プライベートサウナ付のオールスイートというラグジュアリー仕様の「リゾナーレトマム」です。
左手前2棟が「トマム ザ・タワー」、右奥2棟が「リゾナーレトマム」

左手前2棟が「トマム ザ・タワー」、右奥2棟が「リゾナーレトマム」

スイートと聞くと、「とても無理!」と思ってしまうかもしれませんが、「リゾナーレトマム」は、オフシーズンであれば1泊1人2万1900円~という値段設定なので、少し奮発すれば泊まれる値段ではないでしょうか。
「リゾナーレトマム」客室 (リビングルーム) 例(提供:星野リゾート)

「リゾナーレトマム」客室(リビングルーム)例(提供:星野リゾート)

「リゾナーレトマム」客室 (ベッドルーム) 例(提供:星野リゾート)

「リゾナーレトマム」客室(ベッドルーム)例(提供:星野リゾート)

「リゾナーレトマム」客室の展望ジェットバス(提供:星野リゾート)

「リゾナーレトマム」客室の展望ジェットバス(提供:星野リゾート)

「リゾナーレトマム」客室からの眺望。東京ドーム213個分という広大な「星野リゾート トマム」の敷地やトマム山を見渡せる

「リゾナーレトマム」客室からの眺望。東京ドーム213個分という広大な「星野リゾート トマム」の敷地やトマム山を見渡せる

そして、旅の醍醐味といえば、なんといっても食事です。「星野リゾート トマム」には、数多くのレストランがあり、バリエーション豊かな食事を楽しむことができるので、長期滞在しても飽きることがありません。その中から、今回はメインダイニングの「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」を紹介します。

イタリアの郷土料理と北海道ならではの食材を掛け合わせて提供する「OTTO SETTE TOMAMU」のコンセプトは、イタリア語で「美食のカレンダー」を意味する「Calendario Gastronomico(カレンダリオ・ガストロノーミコ)」。
「OTTO SETTE TOMAMU」料理の1例。ウニとイクラの2つのコルノ

「OTTO SETTE TOMAMU」料理の1例。ウニとイクラの2つのコルノ

大自然に囲まれた北海道は、食材も豊富です。「星野リゾート トマム」料飲支配人の平井賢(さとし)さんは、「今、ここでしか食べられないような素晴らしい食材を集め、季節ごとにカレンダーを織りなすかのように提供したい」と、コンセプトに込めた思いを話してくださいました。

なお、あまり知られていませんが、北海道は都道府県別のワイナリー数が全国3位(2018年国税庁調査)という、ワインの一大生産地です。しかも、「温暖化の影響で、今まで寒冷な北海道で作りづらかったブドウ品種が育てやすくなった」(平井さん)ことなどから、北海道産ワインは生産量だけでなく、品質も、近年急速に高まっているとのこと。

「OTTO SETTE TOMAMU」では、こうした地元・北海道産のワインも提供されており、料理に合わせたワインをいただく「ペアリング」も楽しめます。
「OTTO SETTE TOMAMU」で提供される北海道産ワインの1例

「OTTO SETTE TOMAMU」で提供される北海道産ワインの1例

■OTTO SETTE TOMAMU(オット セッテ トマム)
https://www.snowtomamu.jp/summer/restaurant/otto-sette.php

北海道産のワインは、「TOMAMU Wine House」でも味わうことができます。ワインサーバー内の16種類のワインを30mlという少量からテイスティングできるほか、客室にテイクアウトすることも可能です。
「TOMAMU Wine House」では、北海道のナチュラルワインを中心に好みのワインを少量から試飲できます

「TOMAMU Wine House」では、北海道のナチュラルワインを中心に好みのワインを少量から試飲できます

■TOMAMU Wine House
https://www.snowtomamu.jp/summer/restaurant/tomamu-wine-house.php
 

その他の主な見所など

「ファームエリア」のアクティビティー
2017年に、それまでゴルフ場だった敷地を「ファームエリア」に変更。最初は5頭の牛の飼育から始まったのが、今ではホルスタイン種、ブラウンスイス種あわせ、約30頭にまで増え、牛乳や乳製品を生産しています。

ちなみに、ホルスタイン種は搾乳できる牛乳の量が多く、一方、ブラウンスイス種の牛乳はチーズ作りに適しているなど、牛の種類によって、それぞれ適性があるのだそうです。
ファームエリア

ファームエリア

「ファームエリア」で楽しめるアクティビティは、夏季限定のものが多いですが、個性的なラインナップが用意されています。
  • 牛の個性・習性を学んだり、牛の個体ごとの牛乳の味の違いを飲み比べで体験できる「モーモー学校」
  • 敷き詰めた牧草のベッドの上で大の字になって寝られる「巨大牧草ベッド」
  • 羊に囲まれながらハンモックでお昼寝ができる「羊とお昼寝ハンモック」  
モーモー学校。牛の種類や個体ごとの牛乳の味の違いを味わえるのは、他ではできない体験

モーモー学校。牛の種類や個体ごとの牛乳の味の違いを味わえるのは、他ではできない体験

巨大牧草ベッド。牛を近くに感じながらのんびり

巨大牧草ベッド。牛を近くに感じながらのんびり

羊とお昼寝ハンモック。メーメー鳴かれて、お昼寝どころではありません!

羊とお昼寝ハンモック。メーメー鳴かれて、お昼寝どころではありません!

「ファームエリア」の各アクティビティの開催時期は、下記リンク先をご確認ください。

■ファームエリア
https://www.snowtomamu.jp/summer/farm/

水の教会、氷の教会
「星野リゾート トマム」には、特徴的なウエディングエリアもあります。そのひとつが、日本を代表する建築家・安藤忠雄氏設計による「水の教会」(「光の教会」=大阪府茨木市、「風の教会」=兵庫県神戸市とともに「教会三部作」のひとつ)です。
水の教会

水の教会

そして、もう1つが冬季(1月中旬~2月末)限定で出現する「氷の教会」。気温がマイナス10度以下になる夜に、3日間かけて創り出すという神秘の殿堂。
氷の教会(提供:星野リゾート)

氷の教会(提供:星野リゾート)

水の教会、氷の教会、いずれで式を挙げても、一生忘れられない思い出になることは間違いありませんね。

■水の教会(CHAPEL ON THE WATER)
https://tomamu-wedding.com/waterchapel/

■氷の教会(ICE CHAPEL)
https://tomamu-wedding.com/icechapel/

「水の教会」の一般公開は、期間・時間限定です。2021年の公開日程は下記になります。

2021年4月26日~10月31日
20:30~21:30 (21:25 最終入場)
 

「星野リゾート トマム」へのアクセスは?

東京都内からのアクセスを例に説明すると、羽田空港から新千歳空港まで飛行機で約90分。新千歳空港からトマムまでは、レンタカーで約100分。電車の場合は、JRの快速(新千歳空港駅-南千歳駅)、特急(南千歳駅-トマム駅)を乗り継いで約90分です。トマム駅からは無料送迎バスがあります。
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