男のこだわりグッズ

【情報解禁】「ほぼ日手帳2022」全ラインナップ公開!文房具マニアが唸った商品を超速レポート

2021年8月25日に発表になった「ほぼ日手帳2022」の100アイテム以上のラインアップから、筆者がセレクトした注目のアイテムを紹介します。あのソール・ライター氏の傑作「Footprints, c. 1950」をプリントした手帳も登場しましたよ。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

2022年の「ほぼ日手帳」にはソール・ライター氏の写真が!

今年も翌年(2022年)の手帳が続々と発表される時期になり、各社、新製品の内覧会が続きます。ほぼ日の「ほぼ日手帳」も恒例の展示会が行われ、2022年のラインアップが発表されました。

今年も100アイテム以上が登場し、その全てを紹介することはとてもできません。全貌は、ほぼ日のサイト(※1)を見ていただくとして、ここでは、内覧会を取材して印象に残ったアイテム、個人的に是非買いたいアイテムを、写真を中心に紹介します。これらの製品は、2021年9月1日から順次発売されます。
ほぼ日手帳2022_01

左から時計まわりに「Footprints, c. 1950」カズンサイズ手帳カバー+本体セット 7700円(税込、以下同) /
「Footprints, c. 1950」weeks 2640円 / 「Footprints, c. 1950」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット 5280円
(C)Saul Leiter Foundation

「ほぼ日手帳2022」のラインアップの中で、筆者的注目作は、なんといっても、まずは、アメリカのストリートフォトの第一人者、「ソール・ライター氏」の作品をモチーフにした製品たち。特に、雪の中に残る足跡と赤い傘が印象的な「Footprints, c. 1950」を表紙に使った、手帳カバーが素晴らしい出来でした。

印刷もキレイに出ているし、手帳のカバーとしての佇まいも良い、とても上手いセレクトだと思います。ちょっとあざといくらいだとも思うのですが、カッコいいものはカッコいいので仕方がないですね。栞のひもが赤になっているのも上手いデザイン。
ほぼ日手帳2022_02

写真はweeksの「Footprints, c. 1950」。元の写真に一番近い発色は、この見開き1週間タイプのweeksだ。
(C)Saul Leiter Foundation

ほぼ日手帳2022_03

オリジナルとカズンのカバー裏は、「Horn & Hardart, c. 1959」がプリントされている。
(C)Saul Leiter Foundation

カズンサイズとオリジナルサイズのカバーは、裏側に「Horn & Hardart, c. 1959」が使われていて、ポケットの中も同じ柄がプリントされている凝りようです。実際のところ、表の印刷については、WEEKSの方が白の抜けが良くてキレイなのですが、この裏側を見ると、大きくて写真が映えるカズンも欲しくなってしまいます。
ほぼ日手帳2022_04

カバーだけでなく、ソール・ライター氏の写真を使ったグッズも登場。写真は各サイズの下敷きだが、他にクリアファイルもある。(C)Saul Leiter Foundation

その他、クリアファイル、下敷きなども、ソール・ライター氏の作品をプリントしたものを発売。さらに、ほぼ日のサイトで写真集も販売するそうです。
 

今年の高橋留美子氏とのコラボは「犬夜叉」

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上から「継承者」カズンサイズ手帳カバー+本体セット9680円 / 「継承者」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット6380円 / 「INUYASHA」weeks 本体2860円 ※10月発売予定 (C)高橋留美子/小学館

コラボカバーでは、去年の「らんま1/2」に続いて、今年も高橋留美子氏とのコラボが登場。2022年は「犬夜叉」です。カズンサイズとオリジナルサイズの表紙の、原画イラストを印刷したカバーの上に、さらに雲のイラストをプリントしたカバーオンカバーを掛けるというデザインが楽しく、栞ひもの先のチャームが勾玉になっている仕掛けも秀逸です。
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このように、カバーオンカバー部分にもプリントされていて、合わさることで一つの絵になるように作られている。(C)高橋留美子/小学館

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マンガのコマを使ったスタンプも発売。正方形のスタンプは月間カレンダー部分の1日分のサイズになっている。(C)高橋留美子/小学館

犬夜叉デザインのグッズもいろいろと登場しますが、中でも、マンガのコマを使った吹き出しに文字が記入できる手帳用のスタンプと、同じくマンガのカットを使った一筆箋が良い出来。縦用と横用の二種類のデザインを用意した一筆箋というのも、中々珍しいと思いました。
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「光を数える」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット5280円

カバーのデザインでは、イラストレーターの久保田寛子氏による、夕焼けの情景を描いた絵をオリジナルサイズのカバーに仕立てた「光を数える」も素晴らしい出来でした。篠崎誠監督の映画「共想」を思わせる街の光と夕焼けのコントラストが見事なのです。
 

「ほぼ日手帳day-free」にヨシタケシンスケ氏が登場

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「ほぼ日day-free 2022」の右ページ下端に描かれたヨシタケシンスケ氏のイラスト。85種類の「子どもの日常」が描かれている。

ほぼ日手帳の特長を残したまま、月間カレンダーと方眼ノートで構成した、去年から登場した新製品「ほぼ日手帳day-free」が、少しだけリニューアルしていました。右ページ下端に描かれていたパラパラマンガが、2022年版では、ヨシタケシンスケ氏による「きょうのぼうけん」をテーマにした、子どもの日常のイラストへと変更されています。
ほぼ日手帳2022_10

左から「きょうのぼうけん」カズンサイズ手帳カバー+本体セット8800円、「きょうのぼうけん」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット6050円。

さらに、「子どもの日常」をテーマにしたカラーイラストが表紙の手帳も登場。ヨシタケシンスケ氏は、「わたしのわごむはわたさない」などの絵本作品で文房具好きにも人気が高い方。手帳との相性もピッタリです。
 

土屋鞄製造所、吉田カバン、MALHIA KENTとそろう専用グッズ

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左から時計まわりに「はじまりの手帳(ROLL)」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット3万7400 円 / 「はじまりの手帳(ROLL)」カズンサイズ手帳カバー+本体セット4万9500円 / 「はじまりの手帳(KEY)」5年手帳通常版カバーのみ(鍵付き)3万8720円 / 「はじまりの手帳(ROLL)」weeksカバーのみ3万7620円。※これらの商品は抽選販売です。

専用カバーでは、土屋鞄製造所とのコラボカバーに、2022年版からはweeksカバーが新たにラインアップされていたのが目を惹きました。シボのある柔らかいオイルヌメ革を使ったweeks用カバーは、革ひもで留めるギミックを含め、文房具的なテイスト溢れる仕上がり。5年手帳通常版用の鍵付きのカバーもカッコいいのです。
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「Stroll(ブラック)」カズンサイズ手帳カバー+本体セット1万9250円。他に、ブルーのオリジナルサイズのタイプもある。

吉田カバンのPORTERとのコラボでは、ブリーフケース型の「Stroll」がラインアップ。PORTERのレギュラーのバッグがミニチュアになったような可愛らしさは、カズン用でも、カバンとしては小振りなので、とてもコンパクトに見えるのが面白いと思いました。
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「MALHIA KENT」のファンシーツイードを使った2wayトートバッグ。このようにひもを片側に寄せることでショルダーバッグのようにもなるし、ひもを両側に出せばトートバッグにもなる仕様。

今回から登場した「MALHIA KENT」と組んだファンシーツイードのシリーズも面白い試みです。特に、トートバッグの2wayの仕組みと、肩から提げた時の収まりの良さには感心しました。
 

もちろん「MOTHER」コラボも

ほぼ日手帳2022_14

左「BEGINNINGS」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット6050円 / 右「CAST(MOTHER3)」オリジナルサイズ手帳カバー+本体セット5280円 (C)SHIGESATOITOI/Nintendo

あとは、忘れちゃいけない、恒例の「MOTHER」コラボ。今回は最初のファミコン版「MOTHER」のパッケージを表紙にしたオリジナルサイズの「BEGINNINGS」の再現度の高さに感動しました。鈴木慶一によって、かつてのサウンドトラックを新録音した「MOTHER MUSIC REVISITED」と併せて楽しみたいデザインです。

他にも、神田に引っ越したほぼ日のご当地アイテム的な、「近江屋洋菓子店」とのコラボ商品や、松本大洋氏が神田をテーマに描き下ろしたイラストを使った手帳、恒例、「ミナ ペルホネン」の手帳カバーに5年手帳版も加わるなど、沢山のアイテムがそろっています。詳しくはほぼ日手帳公式サイト(※1)を見てください。

参考
※1:ほぼ日手帳公式サイト
https://www.1101.com/store/techo/ja/magazine/2022/y22/index.html
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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