「若々しく見える」「子どもっぽく見える」の違いは?
「子どもっぽく見える人」の特徴1:視野が狭くて、自己中
「子どもっぽく見える人」は、視野が狭いために、自己中心的な言動をしがちです。そうすると、本人は悪気がなくても、人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。大人になるということは、「視野を広く持つ」ことです。つまり、精神的に大人の人は、相手の立場に立って物事を考えられるので、思いやりのある言動をしやすいですし、仕事においては、全体の様子を見ることができるので、自分がやるべき役割を果たすことができます。だから、視野が広い人ほど、人に好かれやすいのです。
「子どもっぽく見える人」は、自分は視野が狭いことを自覚して、意図して視野を広げる必要があります。自分は悪気がなくても、人に嫌な思いをさせてしまったときは、「相手の立場に立って、物事を考えられていなかったからだ」と反省したほうがいいでしょう。そうすると、人間関係のトラブルは減るものですよ。
「子どもっぽく見える人」の特徴2:依存的で、主体性を持っていない
「子どもっぽく見える人」は、依存的で、流される傾向があります。また、情報に受け身的で、振り回される傾向があり、自分でものを調べたり、考えたりしません。そして、いつも人任せで、「私にはできないから」と言い訳ばかりしてしまいます。そういう人は、ある意味、「人生をサボってきた」とも言えるのです。人生は、単に生活のためだけにお金を稼ぎ、ただただ歳を取っていくことではありません。内面を磨き、人として成長していくことこそが、「生きる目的」といっても過言ではないのです。
「精神的な自立」は、誰もがいつかは必ず乗り越えなくてはいけない“人生のテーマ”です。自分の内面を磨き、成長してきた人は、必ずと言ってもいいほど、自立しています。だから、ただただ情報や人の意見に流されるなんてことはなく、自分で調べ、考え、選択し、自分の人生を自分で切り開いている自覚があります。
そういう人は、人任せにしたり、責任転嫁をしたりしないで、自分が納得する人生を歩みやすくなるのです。依存的で、主体性を持っていない人は、もう少し「自分のことを信じる」必要があります。「できない」のではなく、「やらない」だけであることを自覚し、人に寄り掛かっていないで、自分の足できちんと立つことを心がけるといいでしょう。
「子どもっぽく見える人」の特徴3:人に認められようと躍起になる
「子どもっぽく見える人」は、自分のことを認められないので、人に認められることで安心しようとします。だから、自慢話をしてしまうことが多く、また相手が自分を認めてくれるかどうかで、自信をつけたり、逆に自信を失ったりして、精神的に不安定でいます。精神的に大人の人は、自分で自分をきちんと認められているので、わざわざ人に認められようとしません。むしろ、自分を認めてくれない人が現れたとしても、「相手は、“本当の私”を理解してくれているわけではない。自分は自分で日々、頑張って生きているので、問題ない」と思えるのです。
自己肯定感を持つことは、幸せに生きるために、とても大事なことです。そのためにも、日々、自己と向き合い、少しやせ我慢をしてでも、“自分が認められる自分”になる言動をすることが大切。そうやって、成長していくと、自己を誇れるようになるのです。
とはいえ、いつも理想的な言動ができるとは限りません。そんな理想とは違う、残念な自分であっても、しっかり受け止め、応援できるようになることが重要。“ありのままの自分”を受け止め、成長を願える人になりたいものですね。
精神的に大人になると、生きやすくなる!
ここまで「子どもっぽく見える人」の特徴を3つ紹介しました。この世界は、精神的に成熟するほど、生きやすくなり、幸せになるもの。また、自分を取り巻く環境も、周りの人の反応もいい方向に変わってくるでしょう。だからこそ、子どもっぽいままでいるのは、もったいないことなのです。今回紹介した特徴に当てはまる人は、少しずつ自己を成長させていきたいものですね。