脳に「若返るんだ」と思い込ませる?

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「セックスできれいになる」「セックスで若返る」という言葉を女性メディアで見かけるようになりました。医学的にアリかナシかの議論はありますが、性行為によるホルモン量の増減はなくとも、本人が「ああん!お肌がプルッとしたわ。やっぱり最高!」と思い込むだけでもいいじゃないかと私自身は論じております。

脳がポジティブに傾けばQOLが上がるのは間違いないですから。この「セックスできれいになるのか?問題」に、TENGAさんが真正面から切り込んでおります。

20代~50代の男女400名に『性生活が肌に与える影響について』の意識調査(2021年5月21日~5月24日、各世代の男女100名ずつ)を行ったのです。もちろんセックスレスな世の中なので、セルフプレジャーも設問に入っています。一般的な性的アクションと捉えてください。
 

行為後の「お肌の様子」は実際どうなの?

お肌の調子がいいと回答した女性はセックス後で64.5%。セルフプレジャー後は48.5%。

予想通り、大変高い数値をはじき出しました。ホルモン量など測らなくても「エッチはいいもんだ、と思い込んだが勝ち!」です。

さらに筆者が注目した項目は50代女性のサプライズです。46.9%と5割に近い女性が、行為後のお肌は「美容液を塗る行為」に匹敵すると回答。
出典:月刊TENGA第37号

出典:月刊TENGA第37号

この設問、「化粧水」「乳液」「美容液」等の選択肢もあるなかで50代女性は「美容液」を選択しているのです。

年齢的に美容液を買う余裕があるのだろうということを考慮しても、半数がセックスと美容液は“同じくらいお肌にいい”と考えているのです。夫とのマンネリ化によるセックスレスが気になるお年頃。更年期症状、閉経により「ついに女性としてイケてない世代になったわ」と不安になり、自己肯定感が揺らぐ時期に、“セックス→お肌つやつや”のプラス思考になるのは嬉しい結果です。
 

「美肌」に近づくメカニズムは?

産婦人科医の池下育子先生のご意見もあります。

「男女ともに、好きな相手とセックスをしたり、マスターベーションをしたりすることで『幸せだな』と感じ、セロトニンやドーパミンなどの “幸せホルモン”といわれるホルモンの分泌量が増えます。(中略)自律神経系が活発になると、肌のターンオーバーが活性化し、血流や血色が良くなり、保湿効果も高まる、ということにつながります」(池下先生)
出典:月刊TENGA第37号

出典:月刊TENGA第37号

これはグッドフローですね。池下先生は「濡れ」についても解説しておられます。

「緊張しすぎると唾液や涙などの、体液が少なくなってしまいます。特に唾液に含まれるパロチンというホルモンは、皮膚の新陳代謝を促し美肌をつくるといわれています。新陳代謝が促進されることで、体の濡れやすさにも直結すると医学的にも証明されています。よって、適度なリラックス状態を作ることで唾液の分泌が促されると、美肌作りにつながります」(池下先生)

組織修復の若返りホルモン。口の中の傷が、ほかの箇所の傷より早く治るのはパロチンのおかげです。(これは筆者推測ですが)体液、つまり膣まわりの潤いも期待できるということではないでしょうか。

緊張をといてリラックスすることが唾液など体液を増やし、お肌にもいい影響があるならSEX&セルフプレジャーはドンピシャ若返りの行為ではありませんか。

そしてセックスには欠かせないテストステロン。

筆者はテストステロン勉強会にも参加していますが、テストステロンは性ホルモンなので性的刺激で分泌されます。パートナーがいる場合は、パートナーもテストステロン分泌が促され、気力が戻り、ストレスが減る。あなたの夫や彼氏がポジティブになるというW効果が期待できるわけです。
 

つまり生活全般が活力に満ちるのです!

セックスは相手ありきのもの。パートナーがにこやかで魅力的なほうが自分もやる気が出ます。その効果は生活全般におよびます。

夫婦は一緒にいる時間が長いので相手に影響されやすく、夫が(妻が)イライラしたり活力がないと、妻にも(夫にも)伝播して引きずられるようになります。夫がエネルギッシュでお肌つやつやで「おたくの旦那さん、お若いわね」と周りに言われるのがベストです。妻も一緒に高みに上がれるからです。

TENGAの調査結果を見て、“いつまでもお若い”夫婦でいるためにセックスレス解消にチャレンジしてもいいのではと感じました。ただしセックスの定義は二人に合ったものを編み出せばいいのです。射精、オーガズムにこだわる必要はありません。

肌を寄せ、撫で合うだけでもよし。お互いに美容液を付け合いっこするのもいいでしょう。”男と女を意識できる行動”を今一度思い出す。セックスレス改善のアドバイスをする身として「セックスは美容液に匹敵する」という結果に膝を打っております。

参考:月刊TENGA第37号

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