エアコンと併用する扇風機に重要なのは「サイズ」だった
夏の暑い日、外出先から戻った時や風呂上がりなど、エアコンで部屋が冷えるまで待てない時があります。朝、起きた直後、エアコンを入れるほどではないし、朝からエアコンというのもなあ……と思いつつ、でもじんわりと暑いなあという時があります。そういう時に活躍するのが扇風機なのですが、この扇風機選びというのが案外難しいというか、どれを使っても、大体、問題ないのだけど、何となく「コレジャナイ感」も感じるという不思議な感じになっていた筆者でした。 それで、LUMENAの「コードレス扇風機 FAN PRIME」を使って、「あ、そういうことか」と感じたのは、問題は扇風機のサイズだったのかということです。扇風機だけを使って夏をしのぐのではなく、エアコンと併用する場合、あまり大きな扇風機は置きたくないのですが、携帯もできる小型タイプでは風量不足。かといってサーキュレーターだと、デザイン的に置き場を選んだり、カジュアルに使いたいという用途には微妙に扱いにくかったりします。
そう思っていたところ、この「コードレス扇風機 FAN PRIME」の、W203×D162×H350~490mmという、大きくもないけれど、小さくもなく、机の上にも置ければ、床置きも可能なサイズが絶妙だったのです。このサイズなら、風量も十分だし、邪魔にならず、風が欲しいところに簡単に持っていけます。高さを490mmまで伸ばせるので、寝る時のベッドサイドからの送風にも使えます。
DCモーターの静音性と十分な風量
この大きさで、DCモーター使用で充電式。タイマーも首振り機能もあって、リモコンも付属で、1万1000円(税込)という、過不足ない機能と価格。このバランスの良さも丁度いいのです。実際に使っていると、DCモーターによる音の静かさと、弱い風量でも安定して送風してくれる性能のおかげで、部屋の中に風が吹いていることが自然すぎて、うっかり扇風機を回していることを忘れるほどです。微風にセットして回していると、筆者は何度も、扇風機を付けっぱなしで出かけてしまいます……。
朝は扇風機だけ回して、暑くなってきたらエアコンを入れて扇風機をオフ。外出先から帰ってきたらエアコンを入れて、扇風機を強めに回し、たまにパソコンの裏にあるハードディスクに風を当てて冷却したり、トイレに持ち込んだり、エアコンを弱めにして、扇風機は部屋の隅に上向きにセットして置いて、強風にしてサーキュレーター的に使ったりと、状況や体調に合わせて、いろいろな使い方ができるのも、このサイズと950gという軽さ、そしてコードレスであることのおかげです。
高機能なのに存在感が薄い佇まいがうれしい
デザイン的にも、尖ったところがなく、ただシンプルなだけの形状ですが、それが結果的に置き場所を選ばず使えることにつながっています。どこに置いてもひっそりと風を送ってくれる存在感の薄さがとても好ましいのです。 また、本体には小さなダイヤルが一つ付いているだけというインターフェイスも気に入っています。ダイヤルを右に回せば微風、弱風、中風、強風と変化する仕掛けで、つまり、どこを押せば必要な風が得られるかを考える必要がないのです。オフタイマーはダイヤルを長押し(約2秒)するごとに1時間ずつ、4時間まで設定可能。ダイヤルを約4秒間押し込むと首振り機能がオンになります。このインターフェイスがあまりにも分かりやすいので、筆者はほぼリモコンを使うことなくダイヤルで操作しています。
4時間30分の充電で微風なら約30時間(強風で首振りなら約4時間)動くバッテリーの性能も必要十分。2.0Aの給電ができるUSB充電器があれば、どこでも充電できるし、充電しながら使用もできるので、私は普段はケーブルをつないで机の脇に置いて使用し、それ以外の場所で使う時はケーブルを抜いて、使いたい場所に持っていくという使い方をしています。
私の仕事部屋と息子の仕事部屋用に2台使っていることでも、筆者の愛用っぷりが分かると思います。冬場もサーキュレーターとして使っているので、すっかり手放せない製品になっているのです。
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