散歩

【渋谷区トイレ散歩】隈研吾ら世界的クリエーターによる「公共トイレ」を鑑賞しつつ使用してみた(2ページ目)

渋谷区の公共トイレが世界的なデザイナーの手で生まれ変わりつつあります。とにかく個性的な公共トイレをめぐるのは楽しいものです。東京中を踏破する散歩ライターが、新しくなった渋谷区の公共トイレを歩きながら鑑賞し、使用してみました。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

隈研吾さんによる鍋島松濤公園トイレ

明治通りを北上するとJR渋谷駅が見えてきます。スクランブル交差点を渡って、松濤方向へ歩いていきます。すると鍋島松濤公園が見えてきました。
 
園内には湧き水の池もあり、自然あふれる公園です。

鍋島松濤公園 渋谷区松濤2-10-7


この鍋島松濤公園内にあるのが隈研吾さんによるトイレです。それがこちら。
 
ウッディなつくりのトイレになっています。

隈研吾さんによる鍋島松濤公園トイレ 


これまで見てきたトイレはどれも個性的でしたが、隈研吾さんデザインによるトイレもこれまた個性的。近づいてみれば、木の香りがします。

こちらのトイレも男女の別はあるものの、すべてが個室になっています。男子トイレに入ってみましょう。ちなみにこちらは杖をつく人の絵が出ている個室でした。
 
初めて感じる心地よさがありますね。

木の断面が飾られていて、癒されます


やはり個室のほうが、どこか安心して用を足せますね。ちなみにこれまで見てきたTHE TOKYO TOILETのトイレの便器などはすべて同じものを使っていました。トイレの設計施工には大和ハウス工業株式会社、トイレの現状調査や設置機器・レイアウトの提案はTOTO株式会社が協力しているのだそうです。設置機器などが同じなので、それぞれのトイレのデザインが際立ってくるように思いました。

さて、再び明治通りまで戻ります。

 

安藤忠雄さんによる神宮通公園トイレ

タイトルは「あまやどり」だそうです。たしかに、ちょっと雨宿りできそうな庇がついていますね。
 
実際に使ってみると心地よさを感じました。

樹木の中にある神宮通公園トイレ


中に入ってみると、風が通り抜けて涼しさを感じます。公園や町の風景にうまく調和しています。

さらに明治通りを新宿方面に進んでいけば、かわいい公衆トイレが見えてきました。

 

NIGO®による神宮前公衆トイレ

なんともメルヘンなかんじの公衆トイレですよ。
 
タクシーの運転手さんなど利用客はけっこういらっしゃいました。

見た目もかわいらしい神宮前公衆トイレ 渋谷区神宮前1-3-14


癒される感じです。しかし、疲れました。
 
わかりやすいですね。

それぞれのトイレにはこんなマップがあります。


さて、明治通りを歩きます。

JR代々木駅まで歩こうかと思いましたが、疲れていて、明治通り沿いにあった東京メトロの北参道駅で散歩を終えました。

それにしても今回の公衆トイレ散歩ですが、どれもいいかんじでした。渋谷区だけではなく、もっといろいろな区でやってほしいと思いました。


THE TOKYO TOILET
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