男のこだわりグッズ

メガネ派なら一度は体験してほしい!7月オープン「フォーナインズ 銀座本店」の至福すぎるメガネ空間

昨年、創業25周年を迎えたアイウェアブランド、フォーナインズが2021年7月1日に、銀座に新しく旗艦店的な店舗、「フォーナインズ 銀座本店」をオープンしました。ソーシャルディスタンスも意識した広々とした店内は、これからのメガネ店とはどういうものを目指すのかというフォーナインズの未来を提示するような店舗になっていました。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

フォーナインズが新しい店舗を銀座にオープン

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フォーナインズ 銀座本店外観。東京都中央区銀座4-3-6 G4 BRICKS BLD. 1階・2階・3階

コロナ禍にあって、メガネ業界は路面店に限っては売り上げを落とすこともあまりなかったと聞きます。ただ、メガネ店は商品の点数も多く、お客さん同士の距離が取りにくい店舗もあります。そんな中、フォーナインズは、さらにゆったりとメガネ選びや調整などを楽しんでもらいたいと、2021年7月1日に銀座本店を新しくオープンしました。

銀座の中心ともいえる銀座四丁目の交差点からほど近いアクセスしやすい立地に、3フロアに渡る広々とした店舗は、ズラリとメガネフレームが並んでいて、確かにメガネ店なのですが、棚同士の距離がきちんと取られ、大きなソファやカウンターが配置された、従来のメガネ店のイメージとはかなり違ったものに仕上がっています。
 

3フロアそれぞれに機能を持たせた店内

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1階の様子。どの棚の前にいても鏡にアクセスできる設計が見事。和のテイストも感じられる。奥のカウンターでメンテナンスや調整が行われる。

1階はフレームが並び、そこかしこに鏡が仕掛けられて、自分に似合うフレームを選ぶことができます。そして、奥のカウンターでは、調整やメンテナンスを、対面で行ってくれます。どのようにメンテナンスしてくれているのかを見られるのは、メガネ好きには最高のサービスだと思うのです。フォーナインズのメガネは、気軽に調整やクリーニングを頼めるのも魅力のひとつだけに、この新しいスタイルは、筆者もひとりのユーザーとしてうれしいと感じました。
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メガネを作る際には、まず、この2台の機械で目のコンディションをチェックする。

2階は主に測定とフィッティングのフロアです。まず、眼科と見紛うような最新の測定器が用意されていることに驚きました。メガネを合わせるのにも、視力だけを見るのではなく、網膜の形状や明暗視時それぞれの瞳孔の開き方を見る機械や、目の調整機能を見る機械で、まず、目のコンディションを確認するところから始まるのです。

実際に体験してみたのですが、モニターで結果を見せていただきながら状態を説明してもらえるのはとても分かりやすいものでした。また、どういうメガネが合うのか、目が極端に疲れていたり、なんらかの原因で、矯正視力が出にくい状態になっていないか、といったことが、ここで分かるようになっているのです。
 

フォーナインズ伝統の約3000枚のテストレンズも健在

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視力を測定し、レンズを合わせるための機器。写真左の奥に約3000枚のテストレンズがある。

視力を測定する機械は秋ごろに最新型が入るということですが、現状のものも単なる、ランドルト環による上下左右を見るものではなく、大きさやコントラストを変えた文字列を読む仕様で、さらに、裸眼のまま、レンズを入れた状態の視力測定や、乱視などの測定も可能。

ここでの測定の終了後、フォーナインズ名物でもある「約3000枚のテストレンズ」を使った、実際の見え方の確認へと進むわけです。通常、視力矯正用のレンズに、乱視用のレンズを重ねたりしてレンズの見え方の確認をしていくのですが、フォーナインズでは創業当時から、全ての度数に対して、乱視や遠視のレンズがそろっていて、レンズを重ねることなくレンズを決めていけるのが、特徴の一つとなっています。
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度数が決まり、フレームを選んだら、この機械でフレームと目の位置などの細かいデータを取る。

そして、最後にフレームを決めた後、そのフレームのフィッティングをしてから、目とフレームの距離や、フレームのどこに目の中心が来るかといったデータを取る測定器で、レンズの性能がフルに発揮できるメガネにするための測定を行います。

実際、目の位置とフレームの形状を加味した上で作られるメガネは、累進度数レンズなどの目とレンズの位置関係が見え方に大きく影響する場合には特に重要になります。実際、この手の機械によって測定して累進度数レンズを作ったことがある筆者としては、これが用意されているということだけでもテンションが上がるのです。
 

完全予約制のプライベートサロンも用意

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2階にある予約制のプライベートサロン。メガネを作る全ての過程がここだけで行える。

また、この2階のフロアには、予約制のプライベートサロンも用意されています。外からのエレベーターで直接入れるようになっている個室で、中は広々。壁にズラリとフレームが並んでいるのはもちろん、測定機器も用意されています。

また、十分な広さがあるので、他のお客さんに気兼ねすることなく、家族でメガネを選んだり、サプライズでのメガネのプレゼントに利用したりと、いろいろと楽しく使えそうです。公式サイトや電話で簡単に予約できるので、気軽に利用したいところです。

3階は、プロスポーツ選手を中心としたサポートの一環としてのビジョンラボとプレスルームになっています。視覚によるパフォーマンス向上を目的とした設備がそろっていてなかなか面白いスペースですが、現在のところはプロ専用。ただ、ゆくゆくは一般にも開放する予定ということなので、その際に、またご紹介できたらと思います。
 

限定モデルや2021年の新作モデルがそろう

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フォーナインズ「S-951T」3万9600円(税込)。2021年の新作でガイド納富が最も気に入っているモデル。

新店舗のオープンに合わせた銀座限定モデルとして、フォーナインズの特徴的なモデルともいえるオールチタンのフレームの第1号製品「S-10T」「S-11T」を元に、現代のモデルとして再構成したフレームも登場。さらにフェラガモとのコラボモデルも用意されていますが、ここでは今年の新作の中から、筆者が気に入ったフレームを紹介しておきます。
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「S-951T」は、このフロントの上にあるブロウバーを配し、逆Rヒンジとの組み合わせによる柔軟で安定した掛け心地がポイントのフレームです。

2021年春モデルの中でフォーナインズ的にもイチオシだという「S-951T」3万9600円(税込)はフロントの上にブロウバーを配した、フロントが二重になっているようなメタルフレームのモデルです。この構造のおかげで、フロントの柔軟な強度と逆Rヒンジとの組み合わせで負担が少ない柔らかい掛け心地。柔軟性と安定性を併せ持つモデルなのです。

そして最近、筆者が気に入っている、やや高さがある丸っこいレンズ形状(スクエアの「S-950T」も用意されています)や、さりげなく彫られたブロックパターンなどの、主張しすぎないけれど個性的なデザインも秀逸。

じっくり選べて、安心の測定ができて、アフターケアも良くて、行きたくなる店舗なのですから、近々、「S-951T」を買いに行ってしまいそうです。

フォーナインズ 銀座本店
東京都中央区銀座4-3-6
G4 BRICKS BLD. 1階・2階・3階
TEL:03-3535-4949
営業時間:11:00~20:00
定休日:なし

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