人間関係

既婚、未婚、子育て、介護…生活環境は人それぞれ。アラフィフからの「友達付き合い」に大切なこと

大人になるほど「心を通じ合える友達」は、限られてくるもの。そんな大切な友達と仲の良い関係でい続けるために、大切なことがあります。アラフィフからの友達付き合いで、大事なことは何でしょうか。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

アラフィフからの「友情」の築き方

アラフィフ友達

大人になるほど、「心を通じ合える友達」というのは限られてくるもの。そんな大切な友達と仲の良い関係でい続けるために、大切なことがあるものです。

アラフィフからの友達付き合いで、大事なことは何でしょうか。

 

友達付き合いのコツ1:「環境の違い」を面白がる

アラフィフ世代になると、人それぞれ、生活環境が変わってくるもの。結婚している人、独身の人、子育てをしている人、仕事をしている人、親の介護をしている人などによっても、生活は随分、違うでしょう。

一般的に、友達になる人は「似た環境の人」が多いもの。それは、そのほうがお互いに気持ちが分かり合えて、楽だから、というのがあります。でも、昔からの友達の場合は、当時は似たような環境であっても、現在は同じとは限らないし、むしろ違うことのほうが多いものです。

だからこそ、お互いの環境の違いも面白がれるくらいの人でいたほうがいいのです。

そのためにも、「自分の劣等感とは向き合っておくこと」は必須です。そこをクリアしておかないと、相手と自分を比べてしまい、“自分にはなくて、相手がもっているもの” に対して、嫉妬してしまうこともあるからです。

本当の友達とは、「お互いに、相手の幸せを願える関係」であるのがベストなので、それができなくて嫉妬してしまう場合は、関係がうまくいかなくなってしまいます。

だから、たとえ生き方が違っても、「相手は相手にとってベストな人生の選択をし、自分は自分にとってベストな人生の選択をしただけのことだ」と思えるようになるのは大切でしょう。

 

友達付き合いのコツ2:相手に踏み込みすぎない

いくら親しい友達であっても、「相手が言いたくないことは、無理やり聞かない。詮索もしない」というのは、大切なことです。親しいからこそ、言いたくないこともあるでしょうしね。

また、友達がよほど人の道から逸れるようなことをしたら、全力で止めることは大切ですが、それ以外のことであれば、“自分の人生は自分で責任をとれる年齢”なのだから、見守ってあげることが大切。

お互いにいい大人なのだから、心配するよりも、「相手を信じてあげること」のほうが大事なんですよね。

もちろん、友達が本当に苦しかったり、悲しんでいたりするときは、手を貸してあげたほうがいいもの。でも、相手がそれを求めていないときは、「見守って様子を見る」くらいにしたほうが、本当の優しさであることも。

“対等な立場”のはずの友達に、同情されるのはイヤだと思う人はいるもの。下手に手を貸して、相手のプライドを傷つけてしまうこともあるので、気を付けたほうがいいでしょう。

 

友達付き合いのコツ3:フェアな関係

友達関係は、働いていようがいまいが、職業が何であろうが、収入に差があろうが、「フェアな関係」です。そして、利害関係がなく、「ただただ好きだから、友達でいる」くらいの関係がいいもの。上下関係ができてしまう時点で、友達とは言えなくなってしまうところもあるんですよね。

当たり前ですが、「マウントをとる」なんて行為はする必要がないのが、本当の友達です。もし自分がそういう行為をしたくなる場合は、自分自身の心の奥底にある「コンプレックス」や「負けず嫌いの性格」が原因であることも。

いい友情を築くためにも、そういうのはもう自分のなかできちんと解消させて、「お互いに相手の幸せを喜べる」くらいの状態でいたいものですね。

 

友達付き合いのコツ4:会えなくても、心はつながっている

アラフィフになると、親の介護が始まる人もいれば、子供の教育で忙しい人、仕事が脂に乗ってバタバタしている人などもいて、みんな、それぞれ慌ただしく日々の生活を過ごしているもの。だから、頻繁に会えなくなるものです。

でも、「会えない時間によって、友情が変わらない」のが、“大人の友達付き合い”だと言えるでしょう。たとえ何年振りだとしても、再会した時には、またすぐに昔のような関係に戻れるのです。

そんないい関係を続けるためにも、お互いに「精神的に自立していること」が大切。もし、友達に依存していたら、相手が忙しくて会ってくれなくなると、寂しい気持ちから怒りがこみあげてしまうことも。それは、大人気(おとなげ)がありません。

いい大人だからこそ、相手の事情をきちんと理解し、応援してあげることが大切なんですよね。

アラフィフからの友情は、程よい距離感を保ちながら、「たとえ会えなくても、相手が幸せであれば、それでいい」と思えるような関係。そんな関係が築けるためにも、自分のなかにある「劣等感」「人と比べるクセ」など、自分が解決すべき問題は解決し、ただただ純粋に「友を愛せる人」でありたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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