人間関係

あの人にも教えたい!「素直に謝れない人」が、謝罪できるようになる4つの方法

「あのとき謝ることができていたら、事態が悪化しなかったのに……」と後悔してしまうような経験がある人は少なくないもの。素直に謝れる人になるためには、どうしたらいいのでしょうか?

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

あのとき謝っておけば……

謝れない人

「あのとき、謝ることができていたら、事態が悪化しなかったのに……」と後悔してしまった経験がある人は少なくないもの。素直に謝れる人になるためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

謝れるようになる方法1:自尊心を持つ

素直に謝れない人の多くは、「自分の非を認めるのが怖い人」。なぜなら、今後もそんな“非のある自分”と付き合っていくのが辛いからです。

そういう人は、「誰もが、いつでも完璧な行動ができるわけではない」というのを前提に、「間違った行動をしたとしても、反省して、二度と同じミスをしなければ、自分の存在価値はそんなに下がるわけではないのだ」という自尊心を持つことが大切。ミスをした自分をきちんと受け止め、許してあげることも大事なのです。そうしたら、素直に謝りやすくなるでしょう。

結局、自分の非を見て見ぬふりをしていても、心の奥底では、そんな残念な自分に気づいているもの。けれども自分の気持ちに嘘をつかなくてはいけないので、辛いことも多いでしょう。

 

謝れるようになる方法2:謝らないことで「失うもの」を考える

素直に自分の非を認め、誠意を込めて謝ることで、相手が許してくれることはあるもの。逆に、それができないことで失ってしまうものは、思いのほか大きいこともあります。

例えば、「相手からの信頼を失い、関係が切れる」というのもあるでしょうし、そんな噂が広がれば、「自分の評判を落とす」こともあります。

なによりも、そんな風に非を認められない“弱い心を持つ自分自身”を誇れなくなるでしょう。実は、これが一番のダメージとなるかもしれないのです。自尊心が傷つきますしね。自分を信頼できなくなると、その後の言動に大きな影響を与えてしまうことがあるのです。

自分を深く傷つける力があるのは、他人ではなく、自分自身です。そして、自己嫌悪が一番、自分を苦しめます。そういったリスクを理解できたら、謝ってしまったほうが楽なこともあるのですよね。

 

謝れるようになる方法3:自分が本当に欲しいものを考える

自分の非を認めたほうがいい場面の時は、「自分が本当に欲しいものは何か」を考えることが大切。もしそれが、「相手からの信頼」であれば、謝ったほうがいいことに気付けるはずです。

逆に、「謝らないことで、自分が得たいものは何か」を考えてもいいでしょう。それで得られるものは、「ちっぽけなプライド」かもしれません。

なぜ、「ちっぽけ」なのかというと、「真のプライド」を持っていたら、そんなときこそ、あっさりと謝れるからです。

きちんと謝罪できる自分でいたほうが、大人としてカッコいいと思えるし、自己を誇れるようになるでしょう。

 

謝れるようになる方法4:「雨降って地固まる」ことがあることを理解する

人間関係は不思議なもので、たとえトラブルがあったとしても、その後、和解をした関係のほうが、トラブルが起こったことがない関係よりも、仲が良くなることもあるもの。もちろん、謝る側がどれだけ誠意を見せて謝罪できるかにもよりますが。

結局、トラブルのときほど、「その人の人間性が出る」もの。だからこそ、ずる賢く逃げてしまう人も意外といます。そんなときに、きちんと謝れる人は、そういった人と差をつけ、むしろ「信頼できる人」だと思われることもあるのです。例えば仕事においても、なにかトラブルが起こったときに、きちんと誠意をもって対応してくれる相手であれば、今後もその人に頼んだほうが安心だと思うこともありますしね。

 

「謝ったほうが得」であることが多い!

ここまで「謝れるようになる方法」を4つ紹介しました。目先のことばかり考えずに、長い目で見て、謝るのと、逃げるのとでは、どっちのほうが「失うものがあるのか」「得られるものがあるのか」「大人として、カッコいいのか」をよく考えて、行動したいものですね。

そして、辛くても、きちんと謝れたときは、そんな自分のことをきちんと褒めてあげましょうね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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