イワシは鮮魚として食べられるほか、缶詰のような加工品としても親しまれています。イワシは小骨が多く気になる方もいるかもしれませんが、圧力鍋で煮たものや缶詰のものは、骨が気にならないほどの柔らかさになっています。
私たちの骨の健康を守るカルシウムは魚の骨に多く含まれていますので、栄養価アップのためにも、骨ごと食べられる加工品を利用してみてはいかがでしょうか。ここではカルディで見つけたオイルサーディンを紹介します。
オイルサーディンってどんなもの?
オイルはオリーブオイル、サーディンはイワシのことを指しています。つまりオイルサーディンとは「イワシのオイル漬け」のこと。加工品はイワシを塩水に漬けてからオイルで煮て瓶や缶に詰められていますが、もちろん手作りすることも可能です。オイルサーディンは近年注目度が上昇しています。イワシの深い味わいが手軽に楽しめること、皮や骨ごと食べられるため健康面や栄養面でもよい効果が期待されていることなどが、その理由として挙げられます。
缶詰は賞味期限が長くストックできるので、いざというときにも役立つ食材です。非常食としても重宝することでしょう。
パッケージが魅力。KALDIのオイルサーディン
輸入品のバラエティに富んでいるカルディでもオイルサーディンを見つけることができました。こちらはエルペスカドールというスペイン産のオイルサーディンです。パッケージに書いてあるとおり"Small Sardines"つまり小さいサイズのイワシが使われています。
赤と水色の配色は懐かしいような新鮮なような、飾りたくなるデザインですよね。国産の魚の缶詰は缶自体にラベルが貼ってあるものが多いですが、こちらは箱の中に無地の缶詰が入っています。真っさらな缶詰はあまり見ないので不思議な感覚になります。
オイルサーディンはとても身が崩れやすく、フォークも刺せないほどの柔らかさです。そのままの形でいただくというよりは、身を崩してトッピングに使ったり、ソースに混ぜたりと料理にコクを出すために使う方法が合っているのかもしれません。
トマト缶とオイルサーディンでいつでもパスタができる
今回試しに作ってみたのが、缶詰のトマトとオイルサーディンを使ったシンプルなパスタです。どちらも保存が効く食材なので、ストックしておけばいつでも作れますよ。
【2人分の材料】
・パスタ(乾)…100~160g
・トマト缶…1/2缶
・オイルサーディン…6尾
・塩…小さじ1弱
・みりん…小さじ1
フライパンにオイルサーディンを入れて崩しながら炒め、トマト缶、塩、みりんを加えて煮詰めれば完成です。ソースを茹でたパスタの上に乗せ、粉チーズやパセリをかけて仕上げます。
オイルサーディンを加えることで「海の香り」が加わりコクが増します。シンプルながらもお店のメニューのような……ひと工夫が美味しさを演出してくれるのです。簡単ですが上品な味わいなので、パーティー料理やおもてなしにも役立ちますよ。
サバやサンマなど、青魚の缶詰は根強い人気を誇ります。イワシを使ったオイルサーディンはもちろんそのままでも食べられますが、ちょっとしたコクをプラスしたいときに身を崩して使うこともできるので大変便利です。
つい飾っておきたくなる可愛くておしゃれなカルディのオイルサーディンを試してみてくださいね。
DATA
KALDI┃エルペスカドール スモールサーディン(いわしオイル漬) 85g
原材料:いわし、オリーブオイル、食塩
内容量:85g(固形量60g)
原産国:スペイン