高いバナナと安いバナナ、何が違う?

バナナ

高いバナナと安いバナナ、何がそんなに変わるのでしょうか?


スーパーの青果売り場ではおなじみのバナナ、値段もいろいろで、高いものから安いもものまでラインナップが充実しています。

バナナは高くても安くても美味しいですよね。でも、“何が違う”のかは意外と知られていません。その違い、実はバナナのパッケージに表示されているんです。
 
高いバナナと安いバナナの違いを知って、バナナを選ぶ目を養って、今後の買い物に役立てていただけたらと思います。


<INDEX>
1. 高いバナナの理由とは 
2. 高いバナナと安いバナナ、それぞれのおすすめひと手間レシピ
3. 今ひそかなるブームが! グロスミッシェル種のバナナとは
 

高いバナナの理由とは

実はバナナの値段は、栽培地の標高の高さで決まります。
 
栽培地の標高が高いと寒暖の差が生じ、バナナが通常よりゆっくりと育つので、しっかりと甘さを蓄えて育ち、味も風味もよくなります。
 
通常のバナナは10ヶ月ほどかけて育てますが、高地バナナは500m以上のところで12ヶ月以上かけて育てています。つまり価格帯が高いバナナは手間と時間がかかっているということです。

■高いバナナと安いバナナの値段は?

ちなみに某スーパーの青果売り場だと以下のような値段でバナナが手に入ります。

・4、5本の房バナナ:98~200円前後(約40~50円 / 1本)
・3本の高地栽培バナナ:300円前後(約100円 / 1本)
・1本売りの高地栽培バナナ:200円前後(約200円 / 1本)

■バナナの断面に違いはある?

カットしたものを比べてみると高地バナナの方が太く、しっかりとしています。
バナナ

左が1本100円のバナナ、真ん中が1本50円、右が1本200円のバナナ


■パッケージを見れば見分けがつく?

同じメーカーが販売しているバナナでも、価格帯が高めのバナナは「高地栽培」ということです。パッケージにしっかりと表示されているので選ぶときの参考にしてみてください。
 
バナナ

高地栽培のバナナ。こちらは1本約200円

 
バナナ

高地栽培のバナナ。こちらは3本で300円


パッケージには産地の表示もありますが、輸入量の多いフィリピン・メキシコ・エクアドルのものは値段に大きな差はありません。味にも大きな違いはありませんが「有機栽培」のものは安心感があります。お好みのものを選んでみるといいと思います。

個人的な感想になりますが、高地栽培は果肉がしっかりめで、有機栽培はふんわりと広がる品のいい甘さが感じられます。もちろん、いつものバナナも甘くて柔らかさがあって満足できます。

ご自身の好きな味と値段のものを選んでみてはいかがでしょうか。

 

高いバナナと安いバナナ、それぞれのおすすめひと手間レシピ

バナナ

バナナだって特徴にあった食べ方がある!


高いバナナと安いバナナ、それぞれの味の特徴と食べ方もあわせてご提案します。

青果売り場にある輸入バナナのほとんどはキャベンディッシュ種と呼ばれるもので、長細くて皮が厚く、熟したときに濃厚な甘みと柔らかさがあるのが特徴です。
 
日本ではそのまま食べたり、ジュースやクレープの具材に使われたりすることが多いですが、原産地や欧米では焼きバナナやフルーツサラダなどにして食べることも多いようです。

そこでこんな食べ方をご提案!

■安いバナナ(1本50円前後のもの)

安いものは房がほっそりとしており、柔らかくなるのが早いです。フォークで潰しやすいのでホットケーキミックス粉を利用してお菓子作りに活用するのが手軽でいいですが、特におすすめしたいのが「一口冷凍バナナ」。
バナナ

カットしたバナナを凍らせるだけ!


冷凍すると果肉の柔らかさのおかげでカチカチに凍ることはなく、ひと口シャーベット感覚で食べることができます。密閉袋にカットしたバナナを並べて冷凍庫で一晩。バナナの糖分がコーティングの役割を果たし、飴感覚でおいしく食べることができます。

■高いバナナ(1本100~200円前後)

こちらは房が太くて果肉がしっかりしているのが特徴。焼いても崩れることがないので、ぜひ加熱調理にチャレンジしてみてください!

特におすすめしたいのは、キャンプ飯でも人気の「焼きチョコバナナ」。バナナの皮を1/3剥いて、横の切込みを入れたらその部分に板チョコを差しこみます。それをホイルで半分くるんでフライパンへ。蓋をして弱めの中火で10~15分焼いてみてください。
バナナ

フライパンで作れる「焼きチョコバナナ」


焼いたバナナの見た目にちょっとびっくりするかもしれませんが、アツアツのトロトロになったバナナは甘さの中に酸味があって、半分溶けたチョコレートを絡めると絶品です。キャンプ場だったらBBQの最後に作るのもおすすめです。

 

ひそかなるブームが! グロスミッシェル種のバナナとは

バナナ

小ぶりでずんぐとした房のカタチが特徴の国産バナナ


最後に、ここ最近話題になっているグロスミッチェル種と呼ばれるバナナを紹介しましょう。

こちらのバナナ、元々南米で作られていた品種のバナナなのですが、国内で栽培が活発になっています。
 
岡山・兵庫・広島・沖縄などをの西日本を中心に作られていますが、このバナナは特殊な農法(※凍結解凍覚醒法。種を冷やして寒さへの耐性をつけて作る方法)で無農薬栽培されており、皮ごと食べられるのが特徴です。

黄色みを帯びた果肉と薄い皮が特徴で、果肉はもっちりねっちり。しっかりと甘いのにパイナップルを思わせる風味を感じられます。ちなみに皮は厚めに向いたりんごの皮によく似た食感で、食べてみると違和感なくシャキシャキと食べることができます(人によってはえぐみを感じることもあるのでご注意を!)。
バナナ

皮ごと食べられる国産バナナは、1本1000円(!)前後


1本1000円前後と超高価格ですが、一度食べれば、その価値を感じることができるはずです。いつもより少しだけ贅沢したいときにお試しください。
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