食を学んだスペイン時代も、たくさんのチョコレートショップを取材しました。というのも、アメリカ大陸にあったカカオをヨーロッパに持ち帰ったのはスペイン人とされていて、スペインはチョコレート菓子の文化が根強い国のひとつ。私自身、現在も毎食後に必ずひとかけらのチョコレートを食べているほど、チョコレートが大好き。個人的には、海外っぽいハッキリした味の板チョコが好みで、製菓用のハードなチョコレートをストック買いしているほど!
ところが帰国してみると、日本には繊細なチョコレートのバリエーションが多く、周囲の人も「チョコレートそのものよりも、チョコレートを練りこんだり、チョコ味に仕上げたりしたチョコレート菓子が好きという人が少なくありませんでした。そこで、気軽な手土産や、飾らないおもてなしに使えるチョコレート菓子を探していました。
そこで出会った商品の1つが、カルディの「ラグノオ ポロショコラ」。大人も子供も食べられる、甘すぎず苦くないチョコレートケーキです。ちょっとしたおやつにもどうぞ。
カルディのチョコレートケーキ「ラグノオ ポロショコラ」がイチオシ
「ラグノオ ポロショコラ」を知ったきっかけは、おいしいものに目がない母から勧められたこと。
実家を訪れた際に食べてみたところ、「ラグノオ ポロショコラ」のねっとりしっとりした独特の食感と、濃厚さに驚きました。チョコレートたっぷりの贅沢な味で、チョコレート好きには堪りません。
ひとカットのサイズが大きくないので食べやすく、ついついリピートしてしまいます。
カルディ「ラグノオ ポロショコラ」の値段、容量は?
ケーキというより、チョコレートそのものでは?と思うくらいずっしり重く濃厚な、カルディ「ラグノオ ポロショコラ」。
価格は、税込358円。内容量は5等分にカットされた1本。
パッケージに重さは記載されていませんでしたが、量ってみたところ、1カット31gでした。ということは、5つで約155g。1カット71円。あらかじめカットされているので、手間も省けてこの価格は、高くはないと思います。
カルディ「ラグノオ ポロショコラ」の賞味期限
2021年3月初旬購入商品の賞味期限は、2021年6月2日。約3カ月でした。手土産やおもてなしにアレンジ可能なので、ストック買いにも向いています。カルディ「ラグノオ ポロショコラ」の原材料
●名称:菓子
●原材料名:チョコレート(国内製造)、牛乳、マーガリン、液鶏卵、砂糖、小麦粉、加糖卵黄、ココアパウダー/香料、乳化剤(大豆由来)、酸化防止剤(VE)、クエン酸、着色料(カロチン)
●内容量:1本
原材料は、国内製造のチョコレート、牛乳、マーガリン、液鶏卵、砂糖、小麦粉、加糖卵黄、ココアパウダーや乳化剤など。製造は、青森県の会社ラグノオで、北海道産の牛乳が使われているのも贅沢な点です。
カルディ「ラグノオ ポロショコラ」の栄養成分、カロリー
栄養成分表示には、100gあたりのエネルギーは455kcal、たんぱく質6.9g、脂質27.7g炭水化物44.3g、食塩0.09gとあります。カロリーは予想以上に高いです。脂質も多いので、ダイエット中の方にはあまりおすすめできませんが、1カット31gあたりであればカロリーは141kcal。成人のおやつのカロリーは200kcal以下が目安とされているので、1カット分を小分けに食べればセーフ範囲と言えそうです。
冷蔵庫で冷やすと夏向けに? そのまま or レンジで温める、どっちがおいしい?
カルディの「ラグノオ ポロショコラ」を500Wの電子レンジで30秒温めて食べてみました。悪くはありませんが、チョコレートがとろけて出てくるような商品ではないですし、風味も若干ぼやけるような気がします。
結論は、そのまま食べるほうがおいしい、です。
ねっとりずっしりと濃厚なので、夏場は冷蔵庫で冷やしたほうがおいしく食べられます。
■「ラグノオ ポロショコラ」おすすめの食べ方・アレンジ
カルディ「ラグノオ ポロショコラ」のおすすめの食べ方を紹介します。アレンジ1:「ラグノオ ポロショコラ」のイチゴソース添え
カルディ「ラグノオ ポロショコラ」は黒に近い色で、見た目があまりかわいくないので、フルーツを添えるのもあり。ただ酸味が強い果物は、「ラグノオ ポロショコラ」と食べるとさらに酸っぱく感じられます。
そこで、大さじ1の砂糖で約3分軽く煮詰めたイチゴとマッチング。すると、イチゴのほどよい酸味がチョコレートとぴったりで、見た目も味もより豪華になりました。
アレンジ2:「ラグノオ ポロショコラ」のアイスクリーム添え
バニラアイスは鉄板の組み合わせ。チョコレート本来のほろ苦さが表れてさらにおいしく!
ほかのフレーバーだと、「ラグノオ ポロショコラ」が引き立たないので、やっぱりバニラがおすすめです。
■カルディのチョコレートの種類は? 選ぶ楽しみいっぱい
カルディには、他にもたくさんのチョコレート関連商品が並んでいます。
フェアトレードの板チョコは税込185円と価格も手ごろで買いやすいです。お馴染みのリンツのチョコや、私が住んでいたスペインのスーパーにもある、ドイツのおいしいチョコ「ミルカ」もあります。
日本だけではなく、世界各国のお菓子が見つかるのが嬉しいところ。冬はシンプルなチョコレート、夏場はチョコレート風味のお菓子など、季節を意識すると選ぶ楽しみが増えそうです。
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似ている「クーベルチュール ホワイトチョコレートケーキ」も実食
今回は、カルディで「ラグノオ ポロショコラ」の隣に並べて販売されていた「クーベルチュール ホワイトチョコレートケーキ」も購入してみました。
名称:半生菓子
原材料名:砂糖、卵、小麦粉、ココアバター、マーガリン、全粉乳、異性化液糖、植物油脂/乳化剤、香料、着色料(カロチノイド)、一部に卵・小麦・乳成分・大豆を含む
内容量:1本(6カット)
販売者:キャメル珈琲
栄養成分表示
1カット(標準約26g)あたり
エネルギー115kcal
たんぱく質1.7g
脂質6.8g
炭水化物11.6g
食塩相当量0.1g
「ラグノオ ポロショコラ」と形はそっくりですが、こちらは広島のマルト製菓さんのもの。価格は税込378円で6カットなので、1カット(26g)あたり63円。
クーベルチュールホワイトチョコレートと北海道産の牛乳を使用していて、パッケージ写真もたっぷりホワイトチョコが使われていそうな印象……なのですが、実際食べてみるとなぜか「ホワイトチョコの味がしない!」でした。しっとりしていて普通においしく、バターケーキのような味わい。ただ、ホワイトチョコはどこへ!? と不思議です。
<「ラグノオ ポロショコラ」のおすすめ度(五つ星中)>
- 美味しさ ★★★★
- アレンジ度 ★★★
- コスパ ★★★