ムール貝はあさりやシジミのようにスーパーに並んでいないけれど、名前くらいは聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか?
たまに冷凍のムール貝を見かけても、食べ慣れていなければ調理方法が分からないし、美味しいのかどうかも不明だから購入しないという人も多いかもしれません。でもそれではもったいない!
業務スーパーの冷凍「殻付きムール貝」は電子レンジでチンするだけ。そのまま食べても美味しいし、少しあると華やかなデコレーションになるので、いろんな料理に使えます。
■業務スーパーの「殻付ムール貝」とは?
スペインではあさりやしじみが高級で、ムール貝は庶民のシーフードでした。久々に食べたムール貝。冷凍のものでもしっかりムール貝!懐かしい大好きな味です。詳細をご紹介します。
業務スーパーの「殻付ムール貝」の原産国・内容量
(冷凍食品)
●名称:冷凍 殻付ムール貝
●内容量:500g
●賞味期限:表面下部に記載してあります
●保存方法:-18度以下で保存してください
●凍結前の加熱の有無:加熱してあります
●加熱調理の必要性:加熱して召し上がりください
●原産国:チリ
●販売者:神戸物産
内容量は500gで268円(税込・購入価格)です。単純計算すると100gで53.6円ですが、可食部以外の大きな殻の重さも含まれています。
原産国はシーフードで有名な南米のチリ。ざっと数えたところ約30個入っていました。1個10円以下と思うと安いですね!
業務スーパーの「殻付ムール貝」の大きさ
「殻付きムール貝」には、様々な大きさのものが入っています。貝の中身の大きさも様々。大きくてもフォークにのって隙間があくくらい。平均3cmくらいです。調理しすぎると、熱で縮んでさらに小さくなってしまうので要注意!
業務スーパーの「殻付ムール貝」のカロリー・栄養成分
栄養成分表示<100g>
エネルギー:70kcal
たんぱく質:10.9g
脂質:1.3g
炭水化物:3.7g
食塩相当量:0.9g
100gあたりのエネルギーは70kcal。カロリーは低いです。たんぱく質は10.9g。低カロリーで高たんぱくの健康的な食材ですね。
業務スーパーの「殻付ムール貝」の賞味期限は1年以上で長い!
購入日は2021年2月上旬。賞味期限は2022年10月23日です。冷凍食品とはいえ、1年半以上もの長い賞味期限は印象的です。
■業務スーパーの「殻付ムール貝」の実食レポ
電子レンジで温めるだけで本当に美味しいムール貝が食べられるのでしょうか? 半信半疑でパッケージの表示通りに調理してみたところ、ふっくら柔らかいムール貝に仕上がったので満足です。味の詳細や調理方法などを詳しく述べていきます。
「殻付ムール貝」の調理方法
調理方法はパッケージに記述されています。【召し上がり方】
電子レンジ500W調理の場合
- パックの表面にフォーク等で空気穴を作ります。
- 電子レンジ500Wで約8分半(貝が開くまで)加熱し、開封して召し上がりください。
まず、パッケージの表面にフォークで穴を開ける……とありますが、かなり分厚いビニールなのでフォークだと穴が開きにくかったので、先が尖ったナイフで4カ所くらいに小さく切り込みを入れました。
穴を開けたほうを下にして、少し深さがある皿にのせました。ムール貝からたくさん汁が出るので深めのお皿に入れてください。表示通り500wで8分半温めました。8個くらい開かないものがありました。
【実食】業務スーパー「殻付ムール貝」そのままの味の感想
何もかけなくても自然な塩味で美味です! レモンを絞ると爽やかで軽い風味になります。
ただ、小さめのムール貝は表示時間通りだと長すぎたのか、大分縮んで小さくなっていました。大きさにばらつきがあるので多少は仕方がないと思います。
調理してすぐの温かいうちはふっくらと柔らかいのですが、冷めると固くなってしまいます。固くなった場合は、また少し温めるとふっくらとしますが、だんだん風味が落ちていくのでできるだけすぐに食べたほうがいいと思います。
なかなか開かないムール貝はどうする?
表示通りに温めても、殻が開かないものが8つありました。その8つを別の皿に入れて500wで3分、さらに温めました。すると5つは開き、3つはそれでも開きませんでした。まったく開かない貝は鮮度がよくないことが多いので、食べない方がいいと言われています。開かなかった3つは捨てました。
業務スーパーの「殻付ムール貝」の評判
地元で採れた生のムール貝を自宅で蒸して食べる満足感とは比べられませんが、ムール貝30個くらいが268円なら高くはないと思います。
味も美味しいし、少しあるだけでも料理が華やかになるので、アレンジにも利用価値が高いです。
さらに電子レンジで温める際に、旨味たっぷりのスープが150mlくらい出ました。出汁も料理に重宝するので一石二鳥の商品です。
出汁はコーヒーのフィルターで濾していただきます。細かい殻のくずや砂などを取り除き、調理に活用しました。
業務スーパーの「殻付ムール貝」を使ったアレンジレシピ
電子レンジ調理でそのまま食べることもできますが、フライパン調理を取り入れれば、パスタやパエリアなど、おもてなしにも活用できるおしゃれな料理にも役立ちます。アレンジのバリエーションが豊富な商品ですが、今回は定番の3つをご紹介します。これらのほか、ワイン蒸しなどでいただいても美味しいですよ。
1.パエリア
スペインの名物料理といえばパエリア。フライパンでも料理できます。
<材料>
殻付きムール貝 温めたもの 約10個
冷凍シーフード 約100g
人参 半分
玉ねぎ 半分
お米 1合
チキンブイヨン 小さじ1
サフラン 1摘まみ
エキストラバージンオリーブオイル 適量
塩、コショウ 少々
<調理方法>
- 人参、玉ねぎをみじん切りにする。
- チキンブイヨンを水1lに加え、弱火にかける。
- フライパンにエキストラバージンオリーブオイルを大さじ2くらい入れて弱火にかける。
- 玉ねぎ、人参、塩少々を加えて混ぜる。
- 玉ねぎが透明になったら、シーフードとサフランも加える。
- シーフードにも火が通ったら米を加えて混ぜ、チキンブイヨンスープをお玉で加える。お米が浸るくらいに加えて蓋をする。
- 水分が減ったら、またお玉で加えることを繰り返し、お米が柔らかくなったら出来上がり。
- 調理したムール貝を飾る。
サフランがあるとほんのり黄色く色づき香りもしますが、なくてもOKです。ムール貝の出汁を加えて調理するとさらに旨味が増します。
2.塩レモン&ムール貝のパスタ
レモンのほろ苦さがアクセントになるさっぱりとしたパスタ。
<材料>
スパゲティ 200g(二人前)
業務スーパー塩レモン 大さじ1
エキストラバージンオリーブオイル 適量
ムール貝(調理したもの)適量
塩 大さじ1
<調理方法>
- 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら塩大さじ1を入れ、さらに沸騰したらスパゲティを加える。
- スパゲティがゆであがったら、お湯を捨てた鍋にもどし、すぐにエキストラバージンオリーブオイルを適量かけ、麺と麺がひっつかないようにする。
- 塩レモン大さじ1を加えてよく混ぜる。
- お皿にムール貝を添える。
ポイントは、ムール貝が冷めないうちに食べること。冷めると固くなります。
3.ミネストローネ
野菜たっぷりのトマトスープ。ムール貝の出汁も使います。
<材料>
キャベツ 4枚
白菜 2枚
人参 半分
玉ねぎ 半分
ムール貝の出汁 100ml
トマトカット缶 半分
エキストラバージンオリーブオイル 適量
ローレル 1枚
塩、コショウ 少々
ムール貝(調理したもの)適量
<調理方法>
- 野菜をみじん切りにする。
- エキストラバージンオリーブオイルを鍋に入れ、弱火にかけて野菜を炒める。
- 白菜の芯が透明になってきたら、トマト缶とムール貝の出汁を含む水約750mlを加える。
- ローレル、コショウを加えて、約40分煮る。
- ムール貝と好みの量の塩を加えて約3分煮る。
■業務スーパーの「殻付ムール貝」のまとめ
業務スーパーの「殻付きムール貝」は、そのまま食べてもおいしいし、様々なアレンジ方法もある、便利な食材でほぼ満点をつけたいくらいのイチオシ商品。
268円(税抜・購入価格)で約30個も入っているというコスパにも満足。スペインでは1kg2ユーロくらいでスーパーで生のムール貝を買っていました。なかなか日本では見かけませんでしたが、業務スーパーで冷凍のものを見つけられたのが嬉しいですね。
少しあるだけで見た目が華やかな料理になるので、他のシーフードと一緒に使うことをおすすめします。調理しすぎると固くなったり小さくなるので調理時間だけは注意してみてくださいね。
- 美味しさ★★★★
- アレンジ度★★★★★
- コスパ★★★★
DATA
業務スーパー┃殻付きムール貝