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モンブランはここで生まれた!「東京自由が丘モンブラン」究極の味

どんな世代の方からも人気の高いモンブラン。映画ライターの斎藤さんイチオシは、日本でモンブランを世に送り出した発祥の地「東京自由が丘モンブラン」だそう。大きめのサイズながらちょうどいい甘さで、1個ペロリと食べられるんだとか。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

今やモンブランは人気スイーツの上位。多種多様なモンブランをあらゆるスイーツショップで見かけますよね。

日本で初めてモンブランというケーキを始めたのは「東京自由が丘モンブラン」。初代社長のヨーロッパ旅行がきっかけとなり、日本にモンブランというスイーツはやってきました。こちらのお店のモンブランはまさに元祖! ぜひ味わっていただきたいと思い、「東京自由が丘モンブラン」の魅力をご紹介します。
 

初代社長がアルプス山脈でモンブランを店名にしようと決めた

洋菓子モンブラン

これが日本初のモンブラン。1個720円(税込)

「東京自由が丘モンブラン」の初代社長がヨーロッパ旅行の際、ヨーロッパ最高峰の山「モンブラン」を見て、「この山の名前を店名にしたい」と強く思ったことが店名のきっかけ。シャモニー(モンブランのふもとの街)の市長さんと「ホテルモンブラン」の社長さんの許可を得て、「東京自由が丘モンブラン」は1933年(昭和8年)に生まれました。
 
実は、モンブランというスイーツは中世の時代から存在したそうです。それをテイクアウト可能なケーキに仕上げたのはこのお店が日本初! ちなみに、モンブランの形は「モンブランの山肌と万年雪の表現」なんだそう。栗クリームが山肌、てっぺんの白いメレンゲは万年雪を表しています。

 

創業当時のレシピを貫く、永遠の味

モンブランメレンゲ

クリームに見えますが実はメレンゲなのです。モンブランの万年雪をイメージしています

今はさまざまなモンブランがありますが、こちらのお店のモンブランは形も味も生まれたときから変わりません。中身は、カステラ生地のカップケーキの中にカスタードクリーム、その中に甘露煮にした愛媛産の栗が丸ごとゴロリと入っており、その上にバタークリームと生クリーム、そして栗のクリームがモンブランの山肌の形状に盛られています。

トップに乗っている万年雪を表現したのはメレンゲ。
クリームかと思っていたのですが、フォークがカチンとあたり、メレンゲだとわかったときにはちょっとびっくりしました。昭和のレシピのままでも、全然古さを感じないところはさすが老舗の味です。

 

大きくて食べ応えもかなりあります!

モンブランカット

栗クリームの部分をカットしたところ。カステラケーキの中に栗が隠れています

写真だと大きさがいまひとつ伝わりにくいのですが、けっこう大きめサイズです。「東京自由が丘モンブラン」のケーキは、ほかの種類もボリュームのあるケーキが多い印象。食べ応えがあってありがたいですね! モンブランの甘さはちょうどよく、いろいろなクリームが味わえるので飽きがこない。1個ペロリと食べられちゃいます。

ただ、食べ方がちょっと難しい。私は不器用なので、カステラ部分と栗クリームを同時に味わおうとしたらケーキが倒れてしまいました……。そのまま横にしていただくことに(その方が食べやすい)。「倒れそう!」と思ったらケーキを横にしてもいいかも。それから、私は丸いメレンゲをはずして、栗クリームをつけていただきました。この食べ方もおいしかったです。
 
モンブラン東郷青児

包装紙、ケーキの箱、紙袋の絵は、画家・東郷青児の作品

モンブランは、お店のティールームでいただくか、お持ち帰りのみ。ネットでは購入できませんが、オンラインショッピングできるプリンや焼き菓子などギフトも豊富なので、ぜひ公式ホームページをチェックしてみてください。

お子さまはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんにもおすすめのモンブラン。老舗ですし、「懐かしい~」と喜ばれるのではないでしょうか? ぜひ試してみてくださいね。
 
DATA
MONT-BLANC 東京自由が丘モンブラン┃モンブラン
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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